最近観たビデオと映画です。
 



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ナショナル・トレジャー/
リンカーン暗殺者の日記
おい、ダメだろ、こりゃ。 一作目の、あれだけ大騒ぎして怪我人一人出ないディズニーものにもあきれたけれど、この二作目はうってかわって倫理観の欠けた不道徳ものとなっております。ウィルキンソン、最初は敵だったとは言え、途中からは仲間でしょう。自分たちの命が最終的に助かった理由を、もっとちゃんと認識して評価して、そして感情を表現して欲しかった。お宝探しは見ててそこそこ面白いけれど、最後はその扱い方に腹を立てて怒りながら帰ってきました。( 11月 22日)
ALWAYS 続・三丁目の夕日 ベタなくらい想像通りのストーリーでしたが、こういう人情話ってのが、見たくなったりする年齢でもあるのでそれはそれなりに(^^;ゞ だた微妙にいろいろずれるんですよ。あの設定はすっごくわかるんだけど、自分の過去を懐かしみながら重ねられる三丁目じゃなくて、どっかしら他人事だったのが、入り込めない理由なんでしょうね。当時、東京にいらした方々なら、ほんとに涙無くしては見られなかったかも。年配の方がたくさん客席にいたのも、そういうことだからでしょうか。( 11月 27日)
失われた約束 若い同僚がテレビを見て感激してDVDを買ったから見てくれ、ついでにここにも書いてくれ、というので_(^^;)ゞ
出張中に阪神大震災で記憶を失い8年、新たな人生を始めていた男の元の妻と今の妻、三人の心模様を切なく描いておりまするが、う〜〜ん、私が50代だってことでしょうね、今の生活を大切にしたいから、感情は抑えて目をつぶる、と思います。もちろん同僚は20代で結婚生活も短いゆえ、このまま黙ってなんていられない、という答えでありましたが。八年という時間は、仲の良い夫婦にとってはリセットできない長さでしょ?その葛藤と愛情をドラマで見てる分にはとても切なくてロマンティックでしたが。( 11月 7日)
不都合な真実 ゴアさんて副大統領だから世界の温暖化を心配したのかと思ったら、学生時代から真面目に研究されていたんですね。我が家は農家ですから、お天気の状況はとても気になるし、チームマイナス6%にも参加していますが、日常は手を脱ぎがちでした。でも、本当にとんでもないことになっているみたい(ーー;) 人であるなら、この映画は見るべきでしょうね。そしてきちんと意識して、これから自分にできることは何かを考えるべきでしょう。( 11月 6日)
ナイトミュージアム 流行らない博物館の夜警に就任した主人公、展示物たちが夜中に生き返ることを知って唖然!てんてこまいをするのでありますが、ま、最後はなんとかうまい具合に治まる〜〜〜 と、息子二人には大受けでひたすら笑っていましたが、オトナの私はやや深刻に見入ってしまいました。 何も考える必要はないんですけどね、オトナの社会はいろいろ辛いことも多いのよ〜とか。(子供二人も社会人だから、そりゃ同じか(;^_^A )(11月 4日)
イルマーレ 同じ家に住む2年間を挟んだ男女がその家のポストで文通を始めて恋に落ちるという、実にロマンティックなお話。韓国映画のリメークだったんですよね? つじつまの合わない曖昧さはそうかも知れない。キアヌリーブスサンドラブロックという有名どころの俳優さんだけを見るためならまたそれもよし。内容を気にしなければ、恋する二人のすれ違いとか、雪景色とか、犬とか、けっこう楽しめましたよん。( 10月 31日)
エラゴン これまたお馴染みのパターンのファンタジー。 少年の成長物語ですね。どうってことのないけれど、生まれにワケありな少年が実は選ばれし人で、周囲の味方と敵の間でどんどん大きく羽ばたいて行く!実に素直で共感できて、よかったのではないかしらん?( 10月 30日)
青い棘 ドイツのベルリンで起こった実際の事件が元になっている映画だそうですが、お金持ちのやることはワケ分かんな〜い、と思いつつはまりました(;^_^A だけど、ほんとに愛があったんだべか、死ぬしかなかったんべか、と、それは私が年取ったから思うことですよね。青春時代のデカダンス(って、なんざんす?) 退廃的は雰囲気が漂う中、切なさ、やりきれなさ、未来への閉塞感なんぞが、美しい男優達に充分表現されていたように思いますデス。(10月 30日)
プラダを着た悪魔 珍しくDVDを借りてきました。表題は悪魔ですが企業のトップの当然の姿である、と思いましたね。着いて行く方は才能があって努力も惜しまないと無理でしょう。女性映画でありますゆえ、あのダサい衣装がどんどん洗練されていくのを見るのは楽しかったし、トップが新人の青二才に心開いていく様子を見るのも嬉しかった。だけど最後、平凡だけど好きなスタイルで好きな仕事を取り組み始めた彼女を見た時は、胸がすきましたね!( 10月 29日)
ファンタジックC
銀河の危機
1がね、映画としてはストーリーが甘すぎてちょっと、と思ったのですが、これはそれよかはだいぶマシでありました。もともとコミックなんですよね。そういう長い物語の一部分を実写化したと思えば、小粋な台詞回しといい、CGといい、とっても楽しめました。なんでか強引に日本を意識しているみたいで最初は駿河湾の漁船、最後は日本式の結婚式、微妙に日本ではなくて気持ちが悪かったのですが、けっこう嬉しいもんです。地球を侵略する銀色サーファーさんとやたら簡単に意思の疎通ができてしまうのも、最後、あそこまで壊れ掛かった地球が持ち直しちゃうのも、なんだっかな〜とは思いつつ、気楽で楽しければ、それも映画の見方ですもんね。( 9月 28日)
トランスフォーマー 父ちゃん張り切りまくり!ま、我が家には70年代と80年代生まれの息子が2人いますからね。 で、映画はストーリーは見ちゃだめ。つっこみどころ有りすぎて、人間社会の常識は通じない。だから遊園地で高速のアトラクションにでも乗ったつもりで、あの変体ぶりを口を開けて楽しんで体感すればいい。そういうことではド派手さは、ダイハード4,0を見ていた時の感覚と一緒で、映画というよりゲームですね。時間を忘れるにはいい見物でした。豪華でしたからねぇ〜( 8月 10日)
西遊記 暇だったのでモーニング1000円で、西遊記を(;^_^A なんだかお金がかかった「なんとかジャー」のノリだったかな?クサイ、コテコテな内容なのに、それゆえに泣ける・・ 派手な大衆演劇の人情話みたい (;^◇^A  でも中国ロケだったのでしょ?あの山や滝や紅葉の風情、そして「私のうち」であるところの宮殿の規模、よいですよ〜ん♪ ヒロインがまた可愛かった(^.^) だけど悟空は常に張りすぎで、見てて疲れちゃいました。深津さんの三蔵法師は、魅力的でしたよ。金閣大王が加賀武史だっていうのはすぐ分かったのに、銀角大王の岸谷さんは、テロップが出るまでわかんなかった(^^ゞ テレビもほとんど見ていなかったので、ふ〜〜ん、とか思いながら見ました。(7月 30日)
ハリーポッターと不死鳥の騎士団 公開初日に夫婦50割引ですな。自分の中では小説を読んだのがかなり前で、そのあとの「謎のプリンス」とごちゃごちゃになってしまっていたので、期待よりもあまりにも暗くて重くて、なんとしたもんだべ、と思うくらいのシロモノでありました。権力、恋愛、闘い、友情、みんな濃ゆくてなんともかんとも。でも小説でも辛い時期の一冊だったもの、映画も次ぎからは浮上することでありましょう。完結編の英語版は23日に発売、日本語版は来年の夏頃とか。う== なんとかどなたもこなたも心のままに生きられる日々がやってきて終わればいいのですけれどね。( 7月20日)
ダイハード4.0

 

おお〜〜い!サイバーテロとコテコテのアナログ刑事の闘いはすっごく面白い。あのネットワークに繋がれたアメリカが右往左往するサマも確かに面白い((~-~;)ヾ(-_-;) )しかし、だ、イッカイのデカがあれだけ犯人側とは言え人を殺し(ま、正当防衛ではあろうが)一般市民の車をぶっ壊し、あげく自分の娘一人を助けるために、F35戦闘機が車の走っているままの陸橋を壊す、その戦闘機を壊す、自分は何度も打たれてもなんとか生きながらえてるのに犯人は自分を貫通した玉で死ぬ、もうしっちゃかめっちゃかで突っ込みすぎて声が枯れた・・くらい面白かったでした。実はダイハードシリーズは初めてだったのですが、肉体派オジサンデカと、猫背(?)のオタクの組み合わせ、いいですねぇ これが現実なら目も当てられないことですが、映画の中でなら、もういっくらでもエスカレートしてくれ!!って感じ。大変楽しい娯楽映画でした。( 7月7日)
眉山 母と娘の確執・・というほどは激しくないし、悪い人は一人も出てこないし、静かで、でも強くて、ああ、日本映画だな・・と。松嶋菜々子はほんとにスタイルとお肌がよいわ、とかそこばかり見とれていた私ではありますが、父親に会いに行って、アイコンタクトと僅かな言葉だけで意思の疎通ができちゃった時とか、阿波踊りの場面とか、ま、ただ静かなだけの映画でもないのでしょうけれど、一本通った筋が揺るがなかったので、そこが強くもあった、けっこう印象的な映画でした。( 6月20日)
佐賀のがばいばあちゃん ほんとに貧しい時代がちょっと前まであったんですよね。私は体験こそしないけど、垣間見た年齢ですから、そのどうしようもない境遇をいろんな知恵を使って食べるものを探し、どんな境遇も笑い飛ばして前向きに生きるバイタリティーを、そんな時代を想像もできない今の若い人にうまく伝わるのでしょうか?貧乏が育ててくれる逞しさ、貧乏が教えてくれる周囲の優しさ、そういうのが昔の日本でしたよね。( 6月6日)
パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド いやはや人間関係はいりくんでるワ、男女関係はもつれてるワ、チョウ・ユンファはなんだっかな〜だワ、船はぶっ壊すワ、海は上下逆さまだワ、砂の上を船が進むワ、渦に巻き込まれながらも闘うワ、民族は入り乱れているワ、仲間割れはするワ、気がつきゃ結束してるワ、なんもかんもてんこもりの、小技からあっと驚く発想の、有無を言わさぬ3時間!やっぱ、キャラって大切ですよねぇ〜 あれでキャプテンスパローが重々しく正しく立派な海賊(?)だったら、とっても見ちゃいられないと思うかも知れないけれど、あの性格と頭の回転の軽さで、見てる方も有頂天!よ。ディズニー、よくぞここまでやらせたね!でございます。ああ、しんど。( 5月26日)
スパイダーマンV 友情と愛の狭間で揺れるメロドラマ。 ・・のようでありますが、揺れるのはご存じ蜘男ペーターさん、他に改造人間のハリーさん、砂男さん、宇宙人寄生男さん・・と、揺れ方が半端じゃござんせん。強けりゃいいっちゅうハリウッド映画でありながら、けっこう落ち込んだり悩んだりするのは、なかなかよろしいんじゃありませんこと?と思いながら、なんであの彼をああして、ああなっちゃうわけ!!と泣いてる執事さんを思ってこちらも泣けてきますのじゃ。( 5月12日)
東京タワー
オカンとボクと、時々、オトン
噂のリリー・フランキーの同名小説の映画化で、ケレン味のない、実に素直で共感しやすい実話でありまするが〜 あの優しい息子、ほんとにリリー・フランキーなら似合っているし、事実そうだったのでありましょうが、なんだか、なんだかね、オダギリが演じるとちょっと違う気がしたのは何故でしょう〜〜 他の共演者のみなさん、ほんとに真摯で等身大という感じなのに、中川って、あんな風に感情表現するキャラにはみえないぞ、とオダギリ中川に感じてしまった私って、ひねくれもの? 一番好きな場面が通夜の日、母親の前で仕事する彼だったりして、涙なら↓ゆれるの猛の方がずっと深かったと思うし、あれって、感情がストレート過ぎて似合わない。もっともっと複雑怪奇で意味深な役の方が彼らしいのでは?と、か、ね。(そういうことでは蟲師 はほんとに雰囲気ぴったしだった。)ちょっと住んでる世界が違うのに、無理矢理合わせてるみたいな違和感、大昔のブラピをちょっと思い出したりしてね。(何をやってもノーブル過ぎて、周囲から浮いていた感があったよね、かつては。)でも、超大ヒットだそうで、おめでとうございますm(__)m ( 4月25日)
ゆれる 若い西川監督と、オダギリジョー、香川照之の圧倒的な兄弟の愛憎を描く、それはなかなか深い一作でありましたが、二人の演技はとってもよかったし、脇を固める方達も力を感じたけれど、あの裁判の猛の発言にどうしても納得できなくて、夢の中でも悶々としてしまいました。私はもう25年も前に死んでいる兄に未だ確執を感じているし、それに連なった親にもなかなか素直になれないでいるけれど、でも、ああいうことは絶対にできない。で、思ったことは主演も助演も、全部一人っ子で兄弟がいないということ。映画としては、なかなか説得力も見せ場もあったけれど、日本人の人情としてはありえない、2日ほど考えてそう結論づけました。お願い、そんな兄弟関係はもうやめて・・ 7年後の猛の涙、それですべてを溶かして・・ そう願ってしまいました。( 4月10日)
蟲師 ストーリーそのものよりも、圧倒的な木々や山の緑に強く心を惹かれました。人の存在が強すぎなくて 、自然と折り合いをつけているとても相性のいい、気持ちのいい映画でした。 これが日本映画の静けさと色合いなんだよなぁ〜〜と、つくづく納得(*^.^*) 人間はどこまでも自然の一部なんだから、不都合なことにはなんとか逃げ道を見つけて(それに対応する蟲師なんて職業もあるし→ギンコを見て「鬼太郎!」と叫んだ私を許して_(^^;))弱い者として、だけど夢をどこまでも追いかけようとするのもまた人で、できる範囲でできることをする、人は生かされている存在だ、という姿勢にすっごく共感しました。主演のオダギリ、その淡々とした演技とラフな衣装が、けっこう濃ゆい共演者(ぬい、虹朗、淡幽たま、・・)の中で、その穏やかさが救いでした。解放される映画ですよ♪(ただ、庄屋の雪、あれはちょっと無理があったぞ、秋田県人には⊂(;^^)=○()/>.<)/  )( 4月2日)
ゴーストライダー これまた深いことは全然考えません。悪魔に騙されて契約させられちゃった若き曲芸のバイク乗りさんが、何年後かに契約を履行すべく悪魔(?)たちを殺さねばならない、と。それに若い頃から好きだった女性が絡んでくると。ま、そんな話ではありますが、見所はニコラスケイジの裸!(上半身のみではあるが(x_x) ☆\(^^;) )鍛えてますなぁ、アングロサクソンですなぁ バイクの技術はすっごいんだろうけど、どうも私にはどれぐらいすごいのかわっかりませんで、ごめんなさい。ただ口を開けて見てる分には大変おもしろうございました。( 3月9日)
ドリームガール 深いことは考えません。敏腕マネージャーによるシロウト娘たちのサクセスストーリーと言うほどハッピーエンドでもないのですが、見ていれば当然の成り行きで、それに善悪はつけられません。だけど面白かった!あのステージの歌と踊りを見てるだけで、十分にカタルシス。ま、エフィの歌はあまりに張りすぎていて、ちょっと疲れちゃうけれども。とにかく歌、歌、歌のこの映画、黒人さんの世界では感情をそのまま歌にすることが当たり前だったのねと思わさられる、とっても力強い作品でした。時折出てくる白人さんの軽すぎる存在感は、狙いなのでしょうかね?( 2月18日)
Mr.・Mrs.スミス 殺し屋さん同士が互いの本業を秘密に結婚したら、標的はお互いだった〜〜 っちゅう、ブラピとアンジェリーナジョリーの、家庭(家そのもの?)をぶっ壊す映画ですが、なんともかんとも、まるで夫婦のイトナミを見せられてる感じの、むふふな作品(^m^) 意味なんてまったく考える必要がないのがこういう娯楽映画の醍醐味!アクションや破壊の数々はもちろんスカッとしますが、恋人同士ではない夫婦としても淫靡な雰囲気が、なんともたまりません(x_x) ☆\(^^;)  だけど、「オレは60人殺した、この仕事長いから」っちゅう亭主に「私は132人」というヨメの、このあたりが全部でありまして、結局は互いの組織を敵に回すしかないワケですが、んなことはどうでもいいんでしょ、二人でいることができるのならば(^▽^)( 2月4日)
下妻物語 わははは、こりゃ、ほんとに感動巨編だすわな\(^^\)(/^^)/  ロリータファッション命桃子と、レディースイチコの気がつきゃ熱い友情!茨城下妻ののどかな田園風景の中で思いっきり浮き上がってるけど、ほんとに面白かったです♪( 1月31日)
ファンタスティックフォー まぁ、こんなところですか。やっぱりたくさんお金はかかってるけど、その贅沢ぶりに感動するくらいで、宇宙空間で磁気嵐に遭遇してDNAに変化が起こった5人、微妙に会社の中や恋愛でも対立していて、結局は4人が派閥作って、上司である1人をやっつける、みたいな話じゃないですか。ちょっと浅いですね。(1月29日)
どろろ 亭主が乗り気だったので、引きずられるように公開初日に行きました。肝心の亭主は「せっかくニュージーランドでロケしたのに、色合いが暗い、CGが思ったほどでない」と不満のようでしたが、私は面白かった。テーマはとことん親子関係ですが、戦国の世で兵士は死ぬし、庶民は貧しいし、大人には大人の事情があります。でも、生まれて来る子供はそんな事情なんて関係ない!
オトコのふりをする天衣無縫などろろ(柴崎)が因果を背負った百鬼丸(妻夫木)をどれだけ慰め力づけたか、そんなんここで力んでも始まりませんが、宿命を乗り越える時のそれぞれの立場に、涙なくしては見られませんでした。(
1月27日)

(マニア向け(^m^)) (〜'00、12) (’01,1〜12) (’02,1〜12) 

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