最近観たビデオと映画です。
 

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トゥモロー・ワールド 暗そうな映画だな〜 と予告を見ながらも、たまたま時間があったので見たのですが
(-"-;) ダメですよ、これは。子供が生まれなくなって18年経ったイギリス。テロや不法移民の取り締まりででとっても治安が悪い中、妊娠が発覚したのは、その不法移民の娘だった・・ ってんで、テロリストと政府から逃げ回るイギリス人中年男性とその娘〜 組織の裏切りや、ドンパチ、仲間の死、とにかくどれもこれもやりきれない。ただ、生きることさえ危うい究極のただ中にいる人たちが、生まれた赤ちゃんを見て、みんな和むのね。あの暗い映画の中で、そこだけ、涙が溢れて止まりませんでした。
 それにしても、この監督さん、Mなのかしら?それとも究極のS?登場人物の誰のことも愛してないのかしら、と思った、ちょっと救いようのない映画でした。(
11月29日)
ALWAYS
 三丁目の夕日
あや〜 熱くて人情深くて、な〜んて人間味のあふれた世界でしょう。昭和33年、戦争が終わって、貧しいながらも未来は希望にあふれていた、そんな時代だすな。ま、その中でも全国から人の集まる東京は、田舎の因習と関わりなくほんとにまっすぐ経済成長を目指していけばよくて、夢を持っているものは持ち続けていれば叶う・・くらいのおおらかさがあった気がしますが・・
今の時代、大人たちのモラルの低さ、子供達のひ弱さ、それが社会の物質文化のなれの果てたと昭和30年代生まれのアタシが拳を振り上げて叫んでも、ちっとも説得力はないし、この映画は決して現実そのものじゃないけど、過去の日本は、こんなふうに他人の気持ちを思いやったり、建前だけじゃく融通が利く仕事場だったり、気楽に息ができて、自分の居場所がちゃんとあった・・と思ってしまう映画でありましたな。(
10月22日)
ホテルビーナス ということで↓映画見て10時頃に戻ってきて、今度はDVD_(^^;)ゞ これはいかにもの色合いが、映画じゃないとできない感じ。 実は草薙剛の役者ぶりを初めてみたかも。あの淡々とした暗いあんばいがなかなかなんだすね。昔大ファンだった市村さんのビーナスぶりも、特にえぐぐもなくて、よい存在感だったなぁ  ワケありの住人達の世間を斜に構えた生き方もよく分かって、だけど、香川照之さん、ワハハ、好きだ。この人の演技もちゃんの見たのは初めてだけど、アル中の時と、医師に戻った時の顔が一瞬まったく違って、うわ、って思って、こういう人がタイプかもと改めて〜(x_x) ☆\(^^;) ( 10月21日)
涙そうそう 今月で切れる無料チケットを頂いたので、何を見ようか悩んだけど私はこれ(亭主は「天使の羽」)。 う〜〜ん、まったく何のひねりもない、想像通りの、大変にいい性格の主人公、にーにーでありました。ま、最後をああしなくてはならなかったのは、この題名の歌に合わせて作った映画であるからしかたないか。でもここまでのマトモぶりだと、まるで知り合いの身の上に起こったことのように、切なかったことでありますが〜 う〜ん、妻夫木さんとか、麻生さんとか、 まさみさんとか、今をときめく役者さんだけど、あんまり相性がよくないかも。監督さん如何では、ドタっと落ちないとも限らないけど、う〜む、ちょっと違うかも、って思ってしまう私はワガママ?
ところで、沖縄の人は長生きだって言うけれど、バーの言葉に感じたことは、若い頃に戦争があって、た〜〜っくさん辛いことを経験して、それを越えてきた方々が長生きしてる、ってことだと思うから、昨今のちょっとしたストレスなんてあの頃から思ったら屁でもないし、苦労を知ってるから誰にも優しいのだと思う。そういうことでは今ここで長生きできるのは当然だと思うけど、余計なお世話だよ、って言われちゃう?(
10月21日)
メゾン・ド・ヒミコ 面白かった〜〜〜〜〜〜\(^^\)(/^^)/ いや、久々に感覚がぴったりの映画って感じです。あそこを流れている空気の色、とでもいうものが、実に分かるのでありまして
黒い服でボストンバッグをぶら下げたまま泣くサオリの気持ちが、決して父親が亡くなったことの悲しみでなんかないこと、手に取るように分かりました。
ゲイは出てくるけど、決してそれだけの映画ではありませんね。でも、父への愛情も、あの不細工な表情(??不細工な顔でなく表情がブスなの。)の裏でしっかり見つけられて、それは嬉しかった。
(このテーマの多さになぜかハウルを思い出すのであった。)
でも、オダギリジョーのインタビューで
「ハルヒコがたまたま好きになったのが男性だっただけで、子供の頃からの根っからのゲイではないと思う」
って言っていたけど私はそうは思いません。ハルヒコは真性のホモセクシュアルでしょう。でなきゃ、サオリとだってできますってヾ(  ̄▽)ゞ
サオリってあんまり女性を表に出してるキャラでなかったし、いつでも本気で生きてる感情的な人間だから、好奇心をそそる人間ってことなのでしょうね。私も見ていて、サオリもハルヒコも、両方とても好きだし、人として興味深いです 。
 田中泯氏は私は「たそがれ清兵衛」でしか知らないけど、あの圧倒的な存在感は言うまでもなく、改めて柴崎コウさんに惚れ直し、あんまり知らないオダギリジョー氏にはほぼ落ちそうです。あのままでは欲求不満なので、もっと他のオダギリ氏の出演作も見たい、って気持ちになりましたからね。(インザプールしか知らないからなぁ)
 ま、ゲイだけの老人ホームというの行き先は健康や経済的なことでいろいろ難しいことが山積しているでしょうから必ずしもハッピーエンドではないけれど、これは私たちの社会全体が抱えてること。ゲイでもノンケでも関係ありません。後味のいい最後で、きゃい〜ん、って嬉しくなっちゃいました。(あの課長、落ちるかもね(x_x) ☆\(^^;) (10月17日)
フラ ガール スゥイングガールのノリかと思ったら大間違いの超重量系の映画だんした(-"-;) 東北人なら誰でも知ってる常磐ハワイアンセンター(今は名前が変わったよね)の立ち上げのために、廃坑寸前の炭坑の娘たちがフラダンサーになるって話だけど、そういや、昔見た「ブラス」とか「フルモンティ」もこんな感じ?廃坑目前の町は暗くて、みんな頭が固くて貧しくて、ぼた山だらけの町は全然色がない。でもそこに飛び込んでくる、フラの指導者平山(松雪泰子)はド派手でよかったなぁ〜 大根娘たちが笑顔でフラを踊るまでの、涙涙涙涙・・・ ほんとにこんなに泣きっぱなしの日本映画なんてきいたことないよっ!と思っていたら、監督は韓国の方なのかな?在日の方?いずれ、韓国映画は泣かせるのが上手だとは思っていたので、(って、ほとんどみたことがないのだが(;^_^A )ツボをつついてくださったのかしら。 私はダンスもの、音楽ものが大好きなので、最後はすっごい達成感!でも、あんまり泣いていたので、笑顔になれないままホールを出ました。若い人より中年、老年の方が多い客層でした。( 9月24日)
パイレーツ・オブ
 ・カリビアン
デッドマンズ・チェスト
お盆などという無謀な時期に出かけたため、満席で前から2番目で顔あげて見ました。ディズニーの映画のワリには、相変わらずやや不道徳でテキトーなキャプテン、ジャック・スパロウ、いいっすよね_(^^;)ゞ メイクや衣装のコテコテぶり、指先の小汚なさ、コミカルな動きや表情、好きだぁ〜 んでもだ!この終わり方はねぇべさ。ここまでど派手に引っ張っておいて、なんもかんもみんな途中のままぢゃん! ってことで、続きはまた3年後か?( 8月16日)
ゲド戦記 これまた初日に、夫婦50割引でアニメです_(^^;)ゞ 実はハウルはテーマが大きすぎてちょっと把握しきれなかったけれど、この程度の広がりでちょうどいいかも。(ほんとはもっと荒唐無稽で、龍やクモもとんでもないことをやらかしても十分に着いてはいけたけど。)世界がひずみ壊れかかった時代で、魔法使いなんぞも出てくるし、アレンは生きることに思い悩んで分裂しちゃうけど、登場人物の心は今の私たちと等身大で、とてもわかりやすく素直でした。テルーの歌には、大人たちはみな泣いていましたね。ただ草原の風の中で歌うだけなのに。( 7月29日)
ブレイブストーリー 夫婦50割引が見る映画か?と思いつつ、原作を読んでいたのでついフラフラと(;^◇^A
原作よりはミツルの最後に救われたけど、ワタルと同じ年代の子供たちや、ワタルの両親と同じ年代の親たちは、何を感じたのでしょうね。私たちはもう少し上の年代として、子供たちの気持ちを上手に解放してあげて、家族のそれぞれが我慢や充実感を同じくらい味わえる今の時代にしなくちゃ、って思うのでした。なんだか偏っているんだもの。(
7月21日)
MIV こんなスパイってありですかぁ??結婚はしちゃうワ、仲間でもない新婚のヨメに人は殺させるワ、敵方にはとことん非情だワ、主役がこんな生々しい力業を駆使していいのか?と言いつつ、実に面白かった(x_x) ☆\(^^;)  トムクルーズって、実は得意な役者さんではないけれど、綺麗事でかっこよく治めてないし、小技も大技もどれもこれもみんなすごくて、びっくり仰天でした。( 7月12日)
星になった少年 覚悟していたとは言え、泣くしかなかったな・・ 像の賢さ優しさ、テツの真摯さ・・ とても純粋で心と心だった。常盤ちゃん演ずる母親と、倍賞美津子の祖母の関係に、すっごく受けてしまったのは、やっぱり私が母親でもあるからでしょうけれど、最後は悲しくて悲しくて、やりきれなかったです・・( 5月26日)
ダ・ヴィンチ・コード 平たく言うと地味で普通ですよね、世間の騒ぎのワリには。 いずれ、宗教と支持政党(それに贔屓の野球やサッカーのチームも!?)は個人の自由によるものですから、どなたがどんな神様を信じていてもいいわけですし、それをとやかく申しません。キリスト教の方には不満な作品でしょう、とは確かに思いましたが、ちゃんんと字幕を追って、それなりの謎解きを楽しみ程度の映画として捕らえるなら、長い時間も飽きませんでした。ただ自分が無信仰なだけに信仰に厚い方々がどういう受け止め方をしたかは分かりません。神とか象徴とかは、権力と時間によって、こういうふうに変えられていくんだな、とか、人を救うはずの宗教が人を殺す矛盾とかを、淡々と感じましたです。普通に面白かったですよ。そんなに非道徳的でもキリスト教を糾弾してるわけでもないと思ったのですが、それは私がキリスト教を詳しく知らないせいでしょうかね??( 5月24日)
ジョゼと虎と魚たち 田辺さんのあの短い作品がどんな映画になっているんだろうって思いましたが、若い人たちの感性と、ジョゼの飛び切りの性格(!)がとてもよく出ていて、重過ぎなくてとてもよかった。最後の二人、どっちも自分らしくて、悲しさのない、切なさだけ。恨みも辛みもない、なかなかの後味だったと思いました。( 5月7日)
トリプルX
ネクスト・レベル
亭主の借りてきたDVDを暇に飽かせて見ましたです。アイランドは何度も予告を見ていたから、ま、主義主張はあるのだろう、と思ったわりにはクローンを始末するために巻き添えで亡くなったと思われる方々の人格はどうなっちゃうの??トリプルX、で、結局はどっちが正しいの?やっぱり勝った方?とにかく車の破壊、建物の破壊、銃撃戦に、殴り合い〜〜〜 こんな金かけて、な〜〜んにも心に残らないあたりが、さすがにアメリカ映画<(`▽´)>(って、私、ひねくれものかしら??) 普段、どなたもこなたも、地味に黙々と働いて暮らしていらっしゃることでしょうから、あのカーチェイスとか、建物をぶっ壊す映像に、ムハハハと喜べたらよいのでしょうがね。不道徳だと思っちゃダメ??バーチャルと現実の違いが分かっていない子供たちには、こんなん、薦められないよねぇ〜(-"-;) ( 4月20日)
アイランド
プロデューサーズ 濃ゆい、えぐい、楽しい、アホ!と、もう苦々しいくらい笑っちゃったのですが、キャラがコテコテすぎで東北人の私は息切れがしそう。でも、あのマシューブレドリックが、あそこまで歌っちゃうんですねぇ〜〜 歌はよかったです、ほんと。歌が始まると背景も変わって、いきなりドド〜ンとダンサーたちが現れるところも大しゅき♪でも、綺麗なお兄さんが少なすぎで・・(あの「ブルースが聞こえる」であれほど美しかったマシューも、当然、それなりのオジサンだし。)ただ一人だけ、ロジャー家に住み込んでる、ターバン巻いたアラビア系のお兄さん!この子は美しゅうございました〜(何みてんだか)( 4月18日)
ナルニア国物語
 
第一章ライオンと魔女
 
有名な英国の長〜いファンタジーとくれば、指輪物語と張り合えるか!と気合入れて行ったのではありましたが、さすがディズニー( 一一) う〜ん、ちょっと趣旨が違うかな、と(;^ω^A  ナルニア国の住人たちのイデタチは、動物あり、想像の生物ありで、なかなか見ごたえはありましたが、みんな屈託がなくて、よい子過ぎ。お子様向けでありますね、やっぱり。指輪の深さには、ほど遠いかと思ってしまったわけでした・・( 4月6日)
ブロークバック・
 マウンテン
往復に2時間掛けて、たった一人で見に行きました。3年前の4月2日の朝のことを繰り返し思い出しながらの運転でした。・・が、映画そのものは、非常に淡々としていて、常識的で、普通の感覚、であります。ゆえに、あまり登場人物に感情移入はしないで、惹かれあう心とか、人として社会で暮らす制約とか、山とか川とか、時の流れとか、愛とか・・ そういうことを感じながら見ていました。知り合って20年、違う形もあったのかも知れないけど、二人が試行錯誤しながら選んだ生き方だったから、部外者は何も言うまい、と言った感じで。最後は泣きましたけどね、イニスの明日を思って。隣に(たぶん、いや、あきらからに)ゲイのカップルが座っていて、この方たちも泣いていた気配がありました。それにしても観客は思いのほか男性が多くて、びっくりでした〜( 4月2日)
プロミス -無極- おお〜い、これがチェンカイコーの作品?? 衣装のコントラストや花や大地がとっても綺麗で、超人間(雪国の人)は出るワ、運命の女神は出るワ、ワイヤーアクションだワ、時空は駆け上っちゃうワ、光明はエロオヤジでやたら人間くさいワ、無歓の悪役ぶりのかっこよさは半端じゃないワ、鬼狼はリゥイェだワ、昆崙の純粋さと一途さには泣けたワ、 傾城は、やっぱり超綺麗だワ、また監督の奥さんが出てるワ(x_x) \(^^;) それなのに「愛」であるのですよ。もっと重厚などっちかと言うと「セブンソード」をイメージして見に行ったのですがノリは「英雄」の色、でしたかね。時折映し出される空の青さ、吸い込まれそうだったなぁ・・ 実は決して重くならず、最後まで楽しく見られ、そして泣きました。けっこうびっくりです。 人の心なんて考えるまでもなく、まっすぐに表現されているので気持ちよく見とれていればよくて、楽しい映画だったと思います。( 2月17日)
オペラ座の怪人 おお〜い、いきなりそこで歌いだすのか??と、これがいわゆるミュージカルとの相性の悪さなのですが、女優さんは綺麗でしたねぇ〜セットも衣装もとっても豪華でした。
 あの三角関係をシリアスに丁寧に描かれたらあまりの重さで押しつぶされてしまうから、あの程度でちょうどいい?? それでも最後は充分に泣きましたから。ストーリーはあまりにも有名なので、どこで泣いたかは、お分かりになることでしょう。(
1月8日)

SAYURI
う〜ん、日本人の見る映画じゃない感じ(;^_^A 着物がだらしない、歩き方が品がない、BGMが中国風だし、全般的に重さと品格の足りない芸者映画であります。チャンツイィーがいっちばん綺麗に見えたのは、戦争に負けちゃって、疎開先の染物工場で働いていた地味な「でだぢ」(作業着)の時、ってくらいで。どっちかというと、あの健気な子役の方がずっと真摯に見えた。 それでも見どころはいろいろあったのよん。まずは、SAYURIの踊り!!ほんとこの芸者さんなら、あんな斬新は踊りは絶対に踊らないだろうけど、さすがにチャンツイィー、すっごく迫力だった。それにコンリー、なんであんな魅力のない役をやる??敵役でも、もう少し魅力的でもいいと思うのにねぇ それにミッシェルヨー、「自分の意思じゃ生きられない、それが芸者よ」なんてセリフ、似合わないってばぁ それに比べたら桃井さんとか夕貴さんは、実に悪くも情けなくも、魅力的だった。(身贔屓?)そして謙さんがね、出てくるとほっとするのよ。最後のシーンもすっごく気持ちが伝わってきてね、あの違和感だらけの映画の中で、しみじみ日本人をかみ締めたのでしたぁ。それにしても、みんな英語がうまいね!!!で、時々出てくる日本語、「お姐さん」とか「ごめんください」とか、そういうのにも受けましたよん。中国の女優さんたちは、やってて楽しかったでしょうね(^m^) ( 1月6日)

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