方言のページです。 

「く」「け」「こ」(食べます、食べなさい、食べましょう)という超際物ローカルな地域限定方言集です。
「け」「んめけ」「まだかねでば」「したがらんめけって」

(「食べなさいよ。」「おいしかったよ」「まだ食べてないでしょ」「だから君が食べなさいって」
「んめけ」が「君が食べなさい」と「おいしかった」の両方の意味を持つという恐い土地柄。
「お前食え」「うまかった」が同じ発音になってしまう、標準語地域の方は想像を絶する日常用語の数々。
どうぞ冷やかしてやってくださいな。
ちなみにここは、秋田県は本荘由利地域です。あくまでも地域限定なので、
苦情はいっさい受け付けません。(協賛はその限りではありません(^^ゞ )
実家と婚家は車で20分ほど。15キロ位しか離れていないけど、間に山があるというだけで、
方言もかなり違います。どちらがお好みでしょうか?(^^ゞ
(随時更新しますね♪)

 

あ〜か行です。    

  (さ〜な)    (は〜ん)                                    HOME   

あえだ ヤツら。あのもの達、が直訳になるでしょうか?「こんたごとすんなはあえだへ(こういうことをするのは、あいつらさ)」
あおらあおら ん?標準語じゃないですよね.寝不足とか夏バテとかでふらふらしてる状態です.「きんにゃなんぼがのだもんだでら、みれ、あおらあおらめった.よぐしごどさなるもんだな.(夕べどれほど飲んだものか、〈二日酔いで〉フラフラしてるよ.よく仕事になるなぁ)」
あがる 踏むことです。実際兄が東京で電車で人の足を踏んで「あがってごめんなさい」って言ったのに分かって貰えなかった、と言っていました。「そさあがんなよ!(それを踏むなよ)」
もう一つ、仕事を終えることです。「あど
あがろ(もう仕事を終えようよ)」
あぐ 灰 はいはい。
あぐど かかと。「あぐどさ、あがぎれきえだ・・(かかとにあかぎれ←これは共通語?ができて切れた)」
あげまま 「赤飯」読んで字のごとく。でもイントネーションが独特なんですよね。♪ミミドソ♪ってな音階かしら。
アクセントは3音めの「ま」にあります。
あじゃこ 子守ですね。「あじゃこさねばね(子守しなくちゃならない)」などど子煩悩の若い父親が言うのは風情がありまする。
あづがう 扱う、とはちょっと違って、介護のことですね。「きんにゃ会館でサロンあたども、娘ぼぼこうまえで、あづがわねもねぐでこらえねがったんだど。(昨日会館で村の集まりがあったんだけど、娘さんがお産して看なくちゃならないから来られなかったんだって)」「ほえなばえでん、寝だとしょりどごあづがうなよりよっぽどえな(それはいいわね、寝たきりの年寄りの介護よりよほどいいわ)」
あち よそ、知らない所、って雰囲気かな?「あちのおばちゃん、あちのえ(家)」なんてね。でもこれ、赤ちゃん言葉かも知れない。「あちのひとさつでえぐなよ〜(知らない人についていくなよ)」なんて、小さな子どもに教えるけど大人同士では使わないよなぁ
あどど 仏壇。「みやげもらたがら、あどどさあげでけ(おみやげ戴いたから、仏壇に上げておいで)」
あね 姐でも姉でもなく、若い女性。近頃は若妻のことを言う。「カンシロのあね」はあだだのことね。(若妻と言うにはトウが立ちすぎているけど(^^ゞ  )
あばや! おやまぁ!!驚いたとき、困ったときの感嘆の声。「あばや、がおた(あらら、困った)」
あへ(す、さね・・) あへす、あへさね、あへしぇだ、あへしぇね  あへよだ・・相手にする、相手にしない、上手に相手ができる、とても相手ができない  かまって欲しい・・・ でも「あへ」だけ単独では「相手」じゃないのよね〜かまう、というのが近いかもしれない。
あべ 行こう!「へばおめもあべ(それじゃ君も行こうよ)」なんか方言というよりハングル語ほど遠い気がしませんか?でも今もって全然現役の本荘由利弁です。
あめ 雨も飴も「あめ」 ですが、この場合は塩味が薄い、ってことです.甘みは関係ないようです.「ん、ちょっとあめんでねが?醤油たしたほえ(ん、ちょっと味が薄いみたい.お醤油を加えた方がいいんじゃない?)」
あや 「ちょいと、そこのオニイサン」みたいに、若い男性のことを指しますが、または家督を継ぐ長男も「あや」だったりします。「あのねぇのあやも、なんぼえなてもヨメもらえねくてな(あそこの家の長男、何歳になっても独身だね)」
あやこ お手玉。・・最近の子供はあんまりしないよねぇ。おはじきは「びんどりこ」です。
あらげる 子供が泣き叫んだり、地団駄踏んだり、また大人はご機嫌が悪くて八つ当たりしたり大声をあげて怒ったりするさま。「隣のアネ、まだあらげった(隣の奥さん、またご機嫌悪いよ)」
あわけね 「あっけない」ことなのですが、こちらの方言は縮むばかりだと思っていたら、標準語より丁寧な感じですね〜〜
いだまし 痛ましい、のではなくもったいないこと。「いやぁ、車、擦てよ、修理費いだましがった〜〜」 「いだましぐで、うだらんね(もったいなくて捨てられない)」
う ごもこならね 動きが取れない。
うだで 嫌だ。気が進まない、やりたくない。「う〜 仕事うだでぇ」なんて思うこともあるさ
うだる 捨てる。「はえぐうだてけ(早く捨ててこい)」
うら ほんとは共通語だよね。ただ生活習慣的にあんまり使わなくなった、というだけで。えっと、植物の先端の方のことで、いいですよね。
そこでいきなりことわざ(?)シリーズ!!
「木元竹
うら」これは薪割りの時のこと。木は根元の方を上にして、竹は先端の方を上にして斧で割ればいい。
「かかとうじょう(夏下冬上)」これは炭をおこすときに、種火をどこに置くか、です。気温で違うんですね。(正解かどうかはわからないのよん。ただ母親から聞いただけなの)
うるがす これって方言かなぁ・・ 水に浸すことを言うんだけど。「ままうるがしてくれ(お米を《といで》水に浸してくれ。」 どうも標準語みたいな気はするけど、使ったの聞いたことがないし・・
えがまる 流れ(排水)がつまって溢れるさま。「おわ、おめ、そこえがまった(あら、あなた、そこ詰まって溢れてる!)」
えがらけ 筍や山菜のえぐみがあることです。からどり(里芋の仲間で、茎も食べるやつ)の茎もなかなかえがらけのですが、いわゆるいがらっぽい、ということですね。
えさどし お留守番。「おめ、今日だえもえねがらえさどししてくえじゃ。(あんた、今日は誰もいないから留守番して頂戴よ)」
えじぐるし 気温が高くて湿度がある、あの台風の前みたいな鬱陶しい天気や、そんな天気の時に関節とかにそれとなく鈍痛がある、痛いほどじゃないけど不快、なんて時に使う。「歯医者さえたあどえじぐるし・・(歯医者に行った後、鈍痛があって鬱陶しい)」
えずら 餅をつく時の合いの手(?)です。臼の中のお持ちを水をつけてひっくり返したり混ぜ合わせたりして
均一の餅ができるようにするのね。私けっこう上手なんです(^.^)V。つく人との呼吸とリズムが大事
だし。 でも腰を使うので、次の日はギリギリ筋肉痛なんだわ〜〜
えっかだ いつも。「えっかだやっけなっさげ(いつもお世話になるから)」小さな「つ」がたくさんあると、日本語じゃないみたいだね。
えっけ 親戚のことですが、もしかして「縁家」が語源?
えづめ まぁベビーベッドのことかいな。藁で編んだり木で作ったものもあったと思うけど、赤ちゃんがすっぽり入るように出来てる。よく民芸品にあるヤツだけど、地方でそれぞれ呼び名が違うところが方言よね。あだだたちの年齢がほんとに使った最後の世代じゃないかしら。
えっ ころたんげ いいかげん。「あえなばえっころたんげなしごとばりしかさね(アイツはいいかげんな仕事しかしない)」
えっつん とっくに。すでに。「そえばなえっつんおわた(それはとっくに終わったよ)」
  えねこめ お米??違いますって。いない間に、ってことですね。「鬼、えねこめ、洗濯してしまおじゃ。(鬼のいぬ間に洗濯ジャブジャブ〜〜〜)」
  えばる 威張りません (^_^;)\('_')  畑用語で 畝立てをすることですが、苗を作るための種を蒔くこと「ひえる」、芽が出て混み合った苗を仮植することを「やとう」と言います。もちろん地域限定ですが。「このめひえた枝豆 の苗、おっきくなたがらくえる」「んだが。まだ畑えばてねがら、やとておくな」(この前に種を蒔いた枝豆が大きくなったのであげるね)(そう?まだ畝立てしていないから、仮植しておくね)
えふりこぎ たぶん分かったんじゃないかしら。いわゆる「ええかっこしい」ですね。昔「フリコ」って呼ばれた人種は「えふりこぎ」な皆様です。
えぷくえる 文句を言う、ごねる、ふくれる、など不機嫌な様子、であります。「さきだあえさあたば、えぷくえでこのましけ(さっきあの人に逢ったら、ふくれて大変だったよ)」
えへで えへだんして雨ふてく(当てつけがましく雨が振る)」「あえなばえへでやてるあだぜ(あれは当てつけでやっているのよ)」ってことなのですが「えへ」は、なんて訳すのでしょうかね?
えらしぐね いまいましいくて、腹が立つようなこと。相当に性格の悪い人に用いる。
え(ん)ちこ いたこ。霊媒師。死んだ人との交信や占いをしてくれる。実家では一周忌のころ、えちこに亡くなった家族の近況を聞きに行く風習がありまする。
えんきて これを使ってる人は「暑いのを通り越したもっと熱い状態」と言っていたけど(つまり50度にさえなるうちの現場の話ね)結局「息苦しい」って感じじゃないかしらん?
えんこ 犬。ま、いぬっこがなまったものでしょうけど。黒っぽくてころんとしたかりんとうが昔からあったでしょ。あれ「えんこのくそ」って言って食べてたの〜 なんちゅう子供時代(;^_^A
おえだ わたしたち。「おえ(わたし)」の複数形ですね。「おえだもえてもえぇ(私たちも行ってもいい?)」
おぉいぎ 得意げ( ̄▽ ̄)V「なんぼがえがったもんだやら。通信簿どごおおいぎでめへだけ(*^-^*)(相当成績がよかったものか、得意げに通信簿を見せてくれたよ。)」
おが あんまり、とか行き過ぎ、とかいう風。「そえなばおがでね(それはちょっとやりすぎじゃない?)」
おがる 大きくなる、成長する、ってことでありましょうか。「おめ、まだおがたんでねが?(君、また大きくなったんじゃないか?)」
おげ(えげ) 「ばっこおげ(ちょっと多い)」が実家。「ばっこえげだ(少しいっぱいだ)」が婚家。わずか15キロの距離が微妙な言い回しを作るのだすな。
おごる だ〜れもなんにもごちそうなんかしてくれないのですけど、病気とか、できものとかが悪化することなんです。「むりへばおごっから、えさえてねれ(無理をすると悪化するから、家に帰って寝なさいね。)」
おづげ 「おみおつけ」のことだと思う。つまりみそ汁のことね。この辺では昔から具だくさんのみそ汁が主流だから、具が浮いてる程度のみそ汁はご丁寧に「から汁」などとももうした。「おづげくえ」は「みそ汁を食べろ」なくて「みそ汁頂戴」だよ。「食べろ」の時は「おづげけ」となります。
おめだ あなたたち。「おめ(あなた)」の複数形ですね。 ☆ ̄(>。☆)「おめだがえてくえ(あなたたちが行ってちょうだい)」 もう少し品下れる表現に「んがだ」っていうのもあります。
おそこそ コソコソ、じゃないよ。「慌てて」とか「急いで」の雰囲気。「むげんきたもんで、おそこそきげだなや。(迎えにきたもので、急いで着替えたのよ)」
おどげならね 侮れない。油断できない。「わげとおもておどげならねで(若いと思って侮れないよ)」
おどむぐり 裏返しなんだけれども、前の開かない洋服を袖も全部裏返しに脱ぐ、感じ??単なる裏返しは「かっちゃめ」ですから。
おっかね おっかなく(恐ろしく)なんてないぞ〜 なんだか、とか、ずいぶんと、とかいう意味です。「おっかねながえどおもたもの、よめさなたなが〜(ずいぶん仲がいいと思ったもの。結婚したのね(^-^) )」
おもやみ 「そんまプレゼンティーションがあんなやな、おもやみ(思い病み?)だぁ」 ね、今時の会議も気が重いわけですな。
おぼぢゃ 子供(特に最初の男の子←跡取りってことかな?)が生まれると生後一ヶ月くらいの頃、親戚縁者を呼んで、飲めや歌えの大騒ぎ。でも、最近はあんまりやらなくなったかなぁ
おぼで 重たいがなまっただけなんだけど、「おぼでぐでやちがね」な〜んて言われたら訳せる?(重くてダメだ)って訳してね♪
おんちゃ(おんじ) 次男のことです。長男はあんちゃ、ですね。三男はなんていうんだろう・・? 『うだりおじゃ』って言葉があります。「おえなばうだりおじゃだったがら(オレは家督を継ぐことのできない次男、三男だったから)」などと、今でも言うことがありますから、次男以降はみな「おんじ」ですかね。
かう 支える?それとも共通語?「ほれ、そのまるけなこぼえるがら、なにがかえ(ほら、丸いものが転がりおちるから、何かで支えて)。」
がおた(る) 困った。困る。「・・・あだだもいずまでもこえたくてがおたもんだ。」
がが(がっこ) 漬け物のことですが、正確には鼻濁音ですね。フランス語のつもりで、はい、どうぞ。
かがぺ 眩しい。ほんとにこれって何語??窓から差し込む朝日はほんとにかかぺな。
〜かかりして 〜くせに。「おめ、シニアのかかりしてメガネさねてもめんな?(あなた、シニア(パート)のくせに、老眼鏡をしなくても見えるの?」と言われた同僚、仰け反って喜んでいました。一応褒め言葉になるんですよね・・・(^_^;)\('_')
かげ(ぼった) おんぶ紐のことですがこれは実家。婚家は「ぼった」と言います。
がさぎ お転婆なことだそうです.私は直接使ったことも聞いたこともないのですが、実家の母親が自分の父親からよく言われたそうです.
がしぇね 体力がないこと、かな。「がしぇねもんだがら、こえくて」「かしぇねんたな(^m^)」(体力がないもんで、息切れがして)(食べさせてないようね)」
がじぇね これは、がんぜないがなまった言葉で、大人げないとか、子供っぽいとか言う意味で使うかな。普通がんぜない子供、なんちゅうのはいたいけのない、ピュアなイメージがあるけど、こっちのがじぇねは「おこちゃまねぇ」「ふんガキ!」ってニュアンスかも。
でも「
がじぇねなぁ、えでかしぇねがったんだべが」「がしぇねぐでだめだがらえっぺけ、ってへたなだがらえんだ。」なんて立て続けに言われたら、シロートさんじゃ理解不能だよねぇ
かだげわり いごごちが悪いとか、心情的に具合が悪いとか、そんな感じ。特に仲間と自分だけ違う時、良いときでも悪いときでもどっちもかだげわりみたい。
かだつぱり 意地っ張り、というよりは偏屈とか意固地、という風ですね。「あぁめんどもよ、かたつぱりなどごあてな(ああ見えても、意固地なところがあってね)」
かだる かだても語ても語らねてもえなんで。参加する、ということですね。
かつぐ 背負うワケでも騙すワケでもありません。追いつくことなんですね。「おめ、えまからえて、かつげだおご(あなた、今から行って、追いつけるの?)」
かづげる 濡れ衣を着せる。(誰かの)せいにする。「したはげ、もばっこでかつけらえるどこだったなや(だから、もう少しで濡れ衣着せられるところだったのよ)」
がっけ 凸。これががっけ。って、分からない?(;^_^A  でっぱりのこと、かな?後頭部が丸い人が「がっけ」で、絶壁頭の人は「へら」とも言います。
かつと 飢人??飢えている人のことなんだけど、感じで書けばまんまね。乞食のイメージもある。(でもアクセントが「と」にある)「おめもかつとみでかねで、もとゆっくりけばえね(君も乞食みたいにがっついて食べないで、もっとゆっくり食べたらいいだろう)」
〜かて 〜だけ、〜しか。「あえかてかわねがったげ、まだえご(あれしか買わなかったから、また行こう」きちんと(?)なまってるけど、だいたいわかるでしょ。
かでる かだってひとどこ、えってやんなも「かでる (加える、参加させる)」、子守りのこともそう言います。「あの人、としょりだどごかでんなじょんでえがった〜(あの人、お年寄りのご機嫌をとるのが上手でよかった)」
かちゃぐ ひっかく。「ねごからかちゃがえでしまた・・」「へ、ねごでねくてかかだでろ(^m^)」(猫からひっかかれてしまった。)(猫でなくて奥さんでしょ(^m^))
がっつぁぐり 熊手のことですけど、婚家では解らず。「へ?」って顔されました。ナマイキにもレーキって言うんだよ。(ナマイキ過ぎる!)
かっちゃめ 裏返し。「おめ、ふぐかっちゃめだぜ(あんた、服が裏返しだよ。)」
がっちゃぎ  ????ただね、「まえにへたえば!」「きでね!」「ふん、おめの耳、がっちゃぎだ!」てな口喧嘩を聞いたことがあるばかり〜 今回はご自分で意味を考えられてくださいな。
★きゃ〜、意味が分かりました!痔のことなんですって!知らなかった〜〜〜
がってんこがね めげない、に近いかな?「あえなばなにあてもがんてんこがねがらしんぺね(アイツなら何があってもめげないから心配ないさ」
かっぽ 耳の聞こえない状態。つんぼ。「はながっぽ」ってと匂いを感じ難いことを言いますな。
かぷける 黴びる。「わ、かぶけったえば!(わ、黴びてるじゃないの!)」
かめ 亀じゃな〜い。姿、いでたち、着こなし、なんか。(でも、褒められない時に使うのね。)「ほ!このましかめだごど!(まぁ、ひどい格好ね!) 」 構えが訛ったものかしら?
かまけす 竈返す ってことで、倒産、破産、ってことですな。「このかまけしやろ!」などと申せば「無駄使いの浪費ばっかりしてる男」ということの侮蔑語であります。かなりひどい悪口だよね。
かも(ま)す
(けます)
美味しいコーヒーにはこのクリームを入れてかましましょうね。(^-^)でもあだだはブラックです。
かき混ぜることだよ〜〜〜 ちなみに実家では「
けます」と言いました。
が(ん)どねご ノラ猫のことだと思うけど、なんか年取った化ける寸前の猫、って感じもする。 ダレカさん、よく家の中に入っていたずらするから「がどねご!」って叫ばれるんだよ。
か(ん)ど 鰊でございます。昔はよく食べたけど、最近は国産は高くて手が出ません。美味しいですけどねぇ。
かやで 今はもう少ないと思いますが、かやぶき屋根の補修をする職人さんのことです。子供の頃は「えがげや」さんとか「たんがや」さんとか、穴のあいた鉄鍋を塞いだり、緩んだ樽のタガを締め直す行商(?)の方なんぞもいらっしゃいましたね。それから「さがしらべ」さんは、密造酒(どぶろく)を作っていないか探す、税務署の方。村に「さがしらべ」が入ったなんて言うと、大人たちはパニックでどぶろくを隠していましたが、どういうわけか見つけちゃうのがさすがにマルサ??
からくちゃ 外国の歌ではありません。御飯のおかずだけを頂くことです。昔は御飯はあったけど、おかずって貴重だったでしょう。それだけを食べるなんて、贅沢でワガママなことだったんですよね。「ママかねでからくちゃだ(御飯を食べずに、おかずだけ食べてる〜)」
からつけげ
(死語かも)
付け毛?? ちゃうちゃうブンブン(>_< )( >_<)ブンブン  「マッチのこと」って教えてもらったけど、たぶん火種から火を付ける燃えやすい木屑とか杉の葉とかじゃないかしら。
きけす 鍬で(土なんかを)細かくする様子。間違えて足なんかきけした日には目もあてられません。
ぎごわ ぎこちない感じ。動きの様子とか、洋服が合わない時も使うかな?「おっかねぎごわだな(ずいぶんぎこちないね)」
きじたげる
(きじこぐ)
き〜〜〜っ ってヒステリックな感じ。自分の中に入ったまま、興奮状態??もう外側のどんな声も受け付けないぞ。で、ひたすら自己主張・・ これって標準語だとなんと言うべが・・ 雰囲気は駄々こねて、地団駄踏んでる・・かな?それにキーキー声が加わる・・
「なにへてもきがねし、こど
きじたげんなやな(何を言っても聞く耳持たないし、もうヒステリックになっちゃって〜〜)」
きどごろね 着どころ寝。寝巻きでなくて普段着のまま寝ることです。(こういう共通語ってないよね)「あこえのむごだば、おぎですんぐしごどすとて、まいばんげ、きどごろねしったもんだど。(あの家の婿は、起きてすぐ働くために毎晩作業着を着たまま寝ていたもんだって)」←一世代前の隣の家の入り婿さんの話を、うちの姑が教えてくれました。
  くえる 食える?くれる?いえいえ、差し上げることなんです。頂戴♪っておねだりすることも♪「このどぶろぐうめな〜ばっこくえじゃ」「んだが?おめのかが、好きだもんな、んだばくえるがらもてげ」(このドブログ美味しいなぁ、素少し貰えないか?)(そうか?おまえのヨメさん、酒が好きだもんな、差し上げるから持っていきなさい)
くしぇけ 癖??いいえ、これが「悪阻」のことなんですね。「あえ、くしぇけだったんだおな(あれは悪阻だったんだね。)」
くとまる(くとめる) 塞がる、塞ぐ、ってほどのことではあろうが、「く」を抜くだけで標準語か。でも、なんとなく力が入って、塞ぐ より雰囲気あるでしょ?
くま 熊さんではなく、目の下のクマでもなく、失態とか欠陥とか、「あら」のこと。とりあえず 「くま」だけじゃなくて「くま見る(他人のあらをさがす)」「くまかぐす(他人の失態を庇ってやる)」「くまめる(あらが目立つ)」と、動詞とくまあう、じゃなくて組み合うみたい。
「食え」
「来い」アクセント、イントネーション、すべて↑と←は同じです。(って、一音しかないって(;^◇^A )
けっこ 貝です。けっこづめ、ってのがあるんですが、短い爪の形です。(長くて綺麗なのは「たげづめ」)
げっぱ 最後。どんじり。びりっけつ。「おえなばさらえばえっつもげっぱだった(- -;) (私は走ればいつもビリだった。)」
けっつきた この程度の。「けっつきたものけっつきたばしだば、おえなばえさえがえね(この程度のモノを、これっぱかしなんて、私家に帰れない)」
けだ 蹴った、ではなく「食べられる」もしくは「あげる」でありまして、これは方言と言うよりは訛りですね。「くえる(た)」と「くれる(た)」が変化しただけですもん。でも過去形じゃない「食べられる」が「けだ」となるのはやっぱり方言でしょうか〜〜
けなり 羨ましくてちょっと悔しい。「会社さえげば、みんなだ孫の話ばりすもんだがらけなりなやな。(会社に行けば、みな孫の話なので(いない私は)羨ましいのよね。)」
けね 体が弱い、病弱、なんて意味ですが、イントネーションしだいで、食べられない、という意味も。「おめも、けねがらけねなんで。もばっこがばてくてみれ(あなたは食べられないから体が弱いのよ。もう少しがんばって食べてみれば?)」
げんだ けっこう、ずいぶん、という意味かな?「げに」って古語があるでしょ。それの変形じゃないかな。「おえだなばげんだえけ(私たちはずいぶんよかったよ)」
けり 蹴りません、お釣りのことです。返り、ってことでしょうか。「けりなばける( お釣りなら上げるよ。)」
けんぱち 潔癖性、てなもんですかな。「あえもけんぱちだものな。えのながさ、ごみひとっつおじでねど(彼も潔癖性だから、家の中、塵一つないそうだよ)。」
〜こ ご存じ♪どじょっこだのふなっこだの♪の、〜こ。石、飴、手っ、足、やろ、(男の子)じゃべ(女の子)・・・ なんにでもつきそうだけど、小さく愛らしいモノ、大きくても親愛の情に溢れてるモノじゃなきゃ付けないのよ。 馬こ、べここ(牛)なんていうのは、よっぽどかわいがってる証拠ね。なんか、フランス語より難しい??
こえ 表現が難しいが「くたびれた」「しんどい」ってこと。疲れたり、息が切れたりで、動きたくない状態。「いで(痛い)」や「け(痒い)」と同じように形容詞なんですよね。標準語ではそんな形容詞があるのかなぁ 「あんまりまま食て、こえ」←これはわがまま。
(見るこえ)
(聞くこえ)
これは「見ていられない」「聞くに堪えない」というようなことですかね。
ごぎり 後妻の夫バージョンね。先夫が亡くなってそこの家に後添えに入った方。だからお婿さんでなければごぎりじゃないのよね、どうも。
「したはげ、あこのながでが死でしまて、
ごぎりもらたば、こどかがが死だもんだがら、このめんごせもらたなへ(だから、あの若旦那さんが亡くなってしまったので後添えのお婿さんに来てもらったら、今度は奥さんが亡くなってしまったので、先日後妻さんをもらったのよ)」 
うううう、自分で書いてても難解じゃ〜 アクセントやイントネーションがつけばそれほどでもないんだけど(;^_^A
ごげる(ごしゃぐ) 叱る。「あ〜あ、まだごげられえる(ごしゃがえる)」←そりゃぁごげらえるんたごどすっからだでんな。
こっこめぐ どもることを言います。「お、おめ、こ、こっこめぐでば(あ、あなた、ど、度持ってるわよ)」←そういうあなたがここっめったでろ。
こごねんで(死語かも) 実家にいた頃、ご近所にお使いに行って呼びかける言葉でした。いわゆる「ごめんください」ですね。直訳は「ここの家の人達〜〜〜」ですか。
ごしゃげる つむじをまげる。怒る。「さささ、ごしゃげらしてしまた(あらら、怒らせてしまった)」
ごじぇ くすぐったい。「わ〜、ごじぇがらやめれ〜」なのにうちのお上品なクマ亭主は「ごじょけ」などどほざきよります。「ごじぇ」と「ごじょけ」が山一つの地域差かしらん。
こだすこ 「コダシ」とか、ローカルテレビではいいますが、こっちはやっぱり「こだすこ」です。アケビのつるで編んだ籠で、腰にくくりつけて山の物を採ったり、補植の苗を入れたりします。
こちける いじける。へそを曲げる。「また、こちけった(またいじけてる)」
こどびら(死語かも) 子供のことなんですが、なんで「も」が「びら」になるんでしょ。 
こっぺこぎ 私は使ったことないよ。でもけっこう知ってる人が多かった。おしゃれさんのことなんだって。
このげ 眉毛のことよん。この毛どこの毛、眉毛のこのげ、なんちゃって(^^ゞ
このまし これが好ましくなくて、あきれたと時の感嘆の言葉なんだよねぇ 「すさまじい」「ものすごい」というようなニュアンスかな。 「ほー、そのかっこ、このましごと!!」つまり正確には「このましからざる」の略、ということでしょうか。
こべはえ 俊敏、行動が早い。ついでに出し抜かれるというような意味もあるかな?「あえなばこべはえぐて、えっつんえったけ(あの人なんて行動が早くて、とっくに行っていたよ)」
これぱてする 懲りる、というような意味合いかな?「あえのあじゃこなばこれぱてした(あの子の子守には懲りてしまった)」

  (さ〜な)    (は〜ん)  

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