ムカシの遊び

21世紀が始まりました。
あだだが子供の時にはよもや生きて体験できるとは
思っていませんでしたが。(なんて嘘ぴょん♪)
あだだは昭和30年に生まれました。
東北の片田舎のもっと土田舎です。
「ゲームなんてあるわけないし、小学3年までテレビもなかったよ」
と子供に言ったら、「じゃなんで遊んでたんだよ」と言われまして(^^ゞ
実は遊んでました。たくさんたくさんたくさん・・・
はっきり言って遊んでばかりいました。
そして、それを息子に語っているうちに、
HPに載っけて、同じ時代の人に読んで貰いたいと思い始めました。

あだだの時代はトトロの時代です。
(実際は田舎のため、都会よりは十年以上遅い生活水準だったと思います。
ここをクリックすると、その時代のあだだに逢えます。)
のんきで自然がたっぷりだった、古き良き時代に
しばし思いを馳せてくださいませ。

(この遊びの名称と遊び方は、まったくの独断と偏見の
記憶のみ、に依るモノです。異存のある方は教えてね♪

大阪のさんちゃんさんから、当地での昔の遊びを
教えて戴きました。ごらんください。

                                        HOMEへ

あやこ
(おてだま)
女の子なら「おーみーがえし」はあたりまえ。片手だけで、2個のお手玉を交互に空中に投げるのが
一番の難しい技で、そこの場面の歌を取って「おーみーがえし」と言われていた。
たくさんの技が歌に従って行われるのだけど、その歌ってヤツが昔からの口伝えだから、もはや何語か
分からないの。そのお経のごとき「あやこの唄」はこちら
で、お手玉を落としてしまった人が「やちかん」で、次の人にお手玉が渡るがルールね。
うまい人が長くやって羨望を集め、へたっぴはすぐ次の人に行って欲求不満がつのるので、家での地道な努力は欠かせないなかったのですよ。
母親や祖母から布の端切れをもらって、自分でも縫いましたね。中に入るのは虫食いの小豆とか、何かの木の実(「いのみ」って言ってたけど何の木だったろう?)でそれを採って干すのもやったよ。

いとどり
(あやとり)

あののび太くんが得意な例のヤツですね。
定番は「蜘蛛の巣」「一山二山三・・」「めだり(エプロン)」「とーきょーたわー」「ほうき」
・・などの一人いとどりで、変わりネタは「指切り」かな?ちょっとしたマジックです。
それに一連の「川」「菱形」など二人でかわりばんこにとるいとどり。
夜、親にねだって教えてもらったり、遊んでもらったりしました。

うまとび

学校の昼休みに体育館に集まってわーわー組分けをして、壁際に集まる。
外に出られない雨の日とか冬とかの遊びだったかな。
ジャンケンで負けた組が馬になる。壁に寄りかかり一人が立って、その子の股に頭を入れて足をつかむと、その子の股に頭を入れた次の子が連なる。そんな風に全員がずらっと繋がって長い馬を作る。
勝った組は、助走をつけてその馬の上に乗っかる。次々と全員が乗るのだけど、その前に下になっている馬の組が潰れたら、馬組の負けでまた最初からやり直し。全員が乗ったら壁を背に立っている馬組の先頭と乗った組の先頭がジャンケンをして勝ち負けを決める。いつでも勝った方が乗る役ね。
でも乗る方はなんとか潰したいから同じ人に何人ものっかったり、勢いをつけたりする。馬の方は潰れたくないから男女や学年もごちゃごちゃの組のメンバーをどんな順番で馬にしたらいいか、いろいろ作戦を練るわけです。小さな学校だったので、大きい子は小さい子を庇って、なかなか楽しかったですよ。
おじょうさん 縄跳びなんだけどね、これも唄がある。「おじょうさん、おはいんなさん、じゃんけんぽーんでまーけたお方はお逃げなさい」って、リズムに合わせてやらないといけない。ひっかかったら、縄を持つ鬼と交換なんだけど、神社の境内で小学校の低学年から中学生まで集まって、入り乱れて遊んだ思い出、今の子たちにはきっと持つのこのとのできない、貴重な経験だと思う。
かっちだま
(びーだま)
いわゆるビー玉でありますが、これはけっこうブルジョアのゲームでした。何故ってビー玉は買わないと手にはいらないもんね。そこで登場するのが「ホントコ」と言うビー玉を賭けた勝負。
ゲームとしては地面に星印を書いてそこに人数分のビー玉を置き、遠くから当てるというような・・。
ホントコの時は当てられると取られるのでかなり必死だったかもね。主に男の子の遊びでした。
ビー玉一個でも自分の物だと思えば、とても大切にしましたね。
くぎうち これはどこの家の作業小屋にもあった釘(五寸釘)を持ち出して、地面にダーツみたいに刺す遊びじゃなかったかな?やっぱり3画と逆さの3画を組み合わせたような星印を地面に描いて、的にしていたっけ。
げだかくし すごいでしょう、靴でなくて、下駄隠しなんだよ。
その鬼を選ぶ唄。「げ〜た〜かーくし かーくしぼ ぼーとにゆられてどっぷんこ」(もちろんうろ覚えながら)「どれにしようかな神様のいうとおり」の変形バージョンで選ばれた人は0K。何度もその唄を唄って省いて行き、最後に残った人が鬼になる。そんで鬼以外の人は、鬼が目隠しをしている間に自分の片方の靴を隠す。最初に見つかった人が次ぎの鬼なんだけれど、鬼に見つからずにまだ見つかってない人が
自分の靴で鬼にタッチしたら、鬼の継続だったかな?
いのみでっぽう 笹竹を採って、その茎の部分に木の実(「いのみ」と言ったが正確な木の名前は分からない。どんぐりよりよほど小さくて、各自の庭にほとんどある木の実だった)をいれて、細い棒に布を巻いて圧縮された空気でそれを押し出す、ちゅう仕組み。自分で作るのがミソだった。自分で水鉄砲とか竹とんぼとかも作ったよ。
ごむとび これは女の子の外遊びの定番だったなぁ。
ゴムひも(これはそれ用に白い丸ゴムを用意してたり自転車の荷台用のゴムを何本か繋げて使ったり)を鬼二人がくるぶしとかかかととかに合わせて高さを決めて、腰のあたりまでは触らずに跳ぶ。肩や頭や手をいっぱいに空に伸ばした状態では、足をあげたり、逆立ちをしたり逆立ちで横まわり(かざぐるま)をしたりで、とにかくゴムを足にひっかけて向こうに越えたら0K。「やちかん」したら、鬼と交換してゴムを持つ方に代わる。これは身長があれば有利だけど、跳躍力や逆立ちのうまさで、小さくても跳んじゃう人は背の高い人よりもヒロインだったね。
てつなぎおに これも学校の昼休みに遊ぶパターン。ジャンケンで負けた鬼が捕まえた人と手をつないで鬼がどんどん増えて行く。最後の一人を手をつないだ全員が囲む込んでステージに逃げられたりすると、横幅の広がった鬼の集団もステージに登ろうと右往左往・・けっこう盛り上がるゲームだった。
鬼が2組のバージョン、全員が手あたり次第にジャンケンして、負けた人が後ろについて、先頭の人が一等賞ってゲームは全国版かな?
ぱっち
(めんこ)
なんで「パッチ」なのかしらね。ぱっちんって音がするから?パッチ同士をぶつけて陣地から出すのは何とかできたけど、相手のパッチをひっくり返すなんてついにできなかったね。技術がいるのよね。年期の入ったパッチをみんな大事にしまっていて、ヒーローなんかの絵よりも禿げた悪役キャラに「放射能」なんて名前を付けて、そっちの方が馴染みだった。(これにもホントコがあったから、大事な物はなかなかださなかったのかしら)
びんどりこ
(おはじき)
これは日本中共通だと思うけど、「びんどりこ」ちゅうネーミングがいいよね。ビードロでできているからだよね。でもそんなにやった思い出がない。あやこの方をたくさんやったよなぁ。
まるはね
(けんけんぱ)
地面に丸をたくさん描いて、石をその丸の中に投げ込んで、ケンケンパのように跳んで行って、天井と言われる最後の大きな丸までたどり着いたらおしまいだっけ??
あ〜れ〜 ずいぶんやったのに、きれいに忘れているよ〜〜
まよいみち これは雪国ならではの遊びだよ!新雪の庭に足跡で道をつけるのだけど、(踏み俵という長靴を履いた上から履く、俵に紐がついたのがあって、新雪はそれで踏み固めて道を作る)それを行き止まりがあったり、交差点があったりの迷い道にする。そこで鬼ごっこをするんだけど、行き止まりに逃げ込むと、最後は雪の中に倒されちゃうかなぁ・・ みんあ雪まみれで、きゃーきゃー逃げまどって楽しかったよ。

みなさんも思い出した遊びがあったら、是非教えてくださいね♪      HOMEへ