さ〜な行です。

  (あ〜か)    (は〜ん)                             HOME   

ざっぱ 魚の「あら」(魚名ではなく、骨や内臓、切れ端のこと)ですね。田舎の料理番組で「じゃっぱ汁」とかでてきますでしょ?あれです。ざっこ(ヤーさんが言う雑魚)ぞんご(漁師さんが捨てちゃう雑魚)あれに並んでる「ざっぱ」。田舎はお魚を大事にするのです 。
材木の切れ端もざっぱです。「たきものざっぱだば、あわけねくてな。(薪も切れ端のヤツだと、持たなくてね)」
  ざふ 私たち夫婦のように、おおざっぱな性格のことであります。 「あえも仕事ざふでよ(あの人も、仕事の仕方がおおざっぱのてきとーでね。)」
  さらう どぶをさらうんでも、可愛い娘っこをさらうんでもないよ。走ることでありまする。「あこねんのえ、さらうまぎだもの(あそこの家は走るのが早い家系だもの)」
  されかもね 「かまわない」の強調形とでも申しますか、何を言っても聞かないような人には最後は「んたもの、されかもんな!」とか言って、ムッとするわけでありますな。
  さわす 柿の渋抜きであります。「湯ざわし、焼酎ざわし」の二種類が昔からありまして、柿の種類でさわし方も違っていましたが、今は湯ざわしはまったくしませんね。その柿の木もめったに見ることがなくなったし。昨今は渋抜きの紙が出ているそうで〜
しが 「しがっこ」がメジャーだけど、こっちは「しが」だよ。氷のことではあるけれど、池やバケツ、道路の水たまりに張った氷が特に「しが」だよ。なかなか風情があるでしょう(^-^)
しける たばこが湿気た?いえいえ、交換することなんですね。「しけでねたばごどしけね?(湿気てない煙草と交換しない?)」
ししぶしで 煙たい、細かい、きぶっせいな感じ・・ とりあえず、うるさ型の姑の存在??(;^◇^A
したとげし 舌にできる潰瘍とかできもの、なんかの総称じゃないかしら。痛いよね。
し なくせ(つら) しかめっつら、に近いんですけど、普段から暗くて辛そうな、つまんなさそうな、泣きそうな 顔をしてる人のことを言います。「おめもな、えっつもしなくせつらしてねで、わらてみればえでんな!(あなたもいつも暗い顔ばっかりしてないで、笑って見たら?) 」
しなぷける 萎びること、しぼむことです。「いづのキュウリだもんだやら、しばぷけったな。」
しね 死なないでよ〜 食べ物がしぶとくてかみ切れないニュアンス。干し過ぎた沢庵とか、年取った鶏とか、ね、解るでしょ?固いんじゃなくて、しね、の。するめなんてかなりしねかも。(ちなみにお隣り山形では「すなこい」と言うそうです。それが縮まったバージョンでしょうか?)
しぱしぱで 会社の若い子が、「目がしょぼしょぼする、なんて言うんだっけ」と時ならぬ方言のお勉強。当然「しぱしぱで!」と答えました。
しぱね 雨の跳ねとか、しぶきのことかな。「しぱねかかてしまた!(しぶきが掛かってしまった)」
しめあう 仕舞いか、終いが合う、ってことだと思う。「しめあわねぐて、あがらえねぇ(仕事が段取りが間に合わなくて、終われない〜〜)」という、日々だすな。
じゃべこ 女の子です。でも「」を取って、ただの「じぇべ」だと、「あのアマ」とか「あのスケ」ほどに、ちょっと品下れる意味合いになってしまいます。ちなみに「やろこ」はもちろん男の子。こっちも「こ」が取れると、あ〜ら怖いわ。
じゅんぶぐ ほとほと持て余す、というような感じかな。「この風邪さもじゅんぶぐした」とか「あの親方さもじゅんぶぐだ」とか。
しぇやみ 怠け者、めんどくさがりや。ま、あだだのこってすな。「ん?更新?しぇやみでまだやてね(;^_^A 」
じぇんご 田舎。たぶん在郷のことだと思う。「おえ、じぇんごしょだもんで(私田舎者だもので)」
しみる 凍みる。辞典的には「氷のような冷たさを感じる」のですが、こちらでは凍ること、形容詞でなく、完全に動詞であります。「さびど思たば、おづげ、しみった(寒いと思ったら、みそ汁が凍ってる〜)」
じゃべ(こ) 「女性」のことですが品下れる表現です。このアマ、のノリですね。「あのじゃべ、きがねくてきじかげる(あのオンナ、気が強くてヒステリック)」 でも「じゃべこ」と、こがつくと、女の子の総称になって、とたん格は上がりますです。(オトコのこは「やろこ」野郎は侮蔑語でもやろこは総称です。)
じょうしぎ 常識じゃねぇんだな。「どうせ」とか「当然」とか「たいがい」とか、そんな感じ?「じょうしぎ、そえたことだとおもてだなや(どうせそういうことだと思っていたのよ)」
しょがならね どうしようもない、もてあます、という感じかな。「まんずあのやろこもこべはえくてしょがならね(まったくあの少年は、すばしっくこてどうしようもない。)」
しょがら 性柄(だと思う)性格のことです。「だえさもまげねな は、しょがらだもの。(誰にも負けたくないのは性格だもの)」
しょがら これは毛虫のこと。アクセントも上と同じかなぁ 微妙だなぁ 前後の使い分けで判断してください。
しょごへね ↑と似てるんだけど、ぐっと受動的になる感じ。「おもへぐねぐで、自分どごしょごへねなや(面白くなくて、自分自身をどうにもできないのよ)」
じょ(っ)さね 簡単。「このPCのソフトなば、なてもめどくせごどね、じょっさねからおめさでもでぎるでば。(このPCソフトなら全然面倒なことはありません。あなたにも簡単にできますです。)」うちの姑婆様は、家事の手抜きや、行事をはしょるときなどよく「じょさねぶし」と申しますな。
しょし 恥ずかしい。「おえなばこんたHP立ち上げてしょ〜〜
しょで (死語かも) タオルのこと。語源はどうも「西洋手拭い」らしい。最近は使いませんが。
しょ(う)でん 昔のことだけど、自分が経験した大分前のこと、かな?「しょでんなば、そえたごどもあた(昔はそんなこともあったな)」
しょんびぎ 塩鮭のことですね。よく秋田は「ぼった」と言う、といいますが、うちの方(由利地方)は使いません。
  じろ 男性の名前ではありません。「囲炉裏」のことでありますが、ちゃんと”いろり”と言ってるはずなのに”じろ”と聴こえる訛りだと思います。「じろであぶた、みそつけまま、うめな(^^)(囲炉裏であぶった味噌おにぎり、美味しいね。)」
ずぐだまる 寒さの厳しい東北では、あまりの寒さに体がこちこちに緊張しちゃったりします。「さびな、そごですぐ だまてねで、こっちさきてあだれ。(寒いね、そこで縮こまっていないで、ここに来て火にあたりなさいな)」
ずぐなし(ずぐね) ここいらでは「臆病者」「恐がり」なんて意味に使いますが、全国的には意味もいろいろのようですね。「すぐねぐで、ばんげ便所さつでたなへ(恐がりで夜お手洗いに着いて行ったのよ)」
すぐる これ、密植した野菜の苗を間引くことですが、すぐれたモノを残そうとするから「すぐる」のでしょうかね。「これ、きんにゃすぐたでご菜っぱだ。(これ、昨日間引いた大根の葉です。)」
すこもごめぐ お布団の中や、おんぶした背中で子どもが足をすこすこ動かすと、風が入ったりするんですよね。「ながながねねくてすこもごめぐなや」
すたくたで 騒がしい、せわしない、ちょこまかする、って感じでしょうか。「おめもすたくだでな、ばっこおとなしぐへ(あんたもせわしないね。少しおとなしくしてなさい)」
ずっかり ドヤ顔とか、いい気になってる感じ〜〜かな?「ほれ、あげ服着て、ずっかりでありったで(^^)(ほら、赤い服=新しい服 着て、いい気になって歩いているよ(^^))」
すなぶる(すなずる) わ!こぼしてしまた!すなぶれ! 吸うことなんだけど、ただ吸うんじゃないんだよなぁ
表面張力が今にも壊れそうに丸まった液体に、唇をくっつけて吸うさま、なんだけど・・わかる?すなぶるが実家、すまずるが婚家。
ずれことる 機嫌取りのことだけど、主に赤ちゃんが大人の顔を見てにっこり笑ったりすること、かな。みんなどんなに機嫌が悪くてもその笑顔を見たらたまんなく可愛くて「ほれ、ずれことれだぐなたえば」なんて、目を細めてニヒャ〜と笑っちゃいますね。
在。田舎。「あこなばだぜ(あそこは田舎だよ)」 ちなみ、婚家は言葉尻に「ぜ」を付ける土地柄だぜ。
せんばん まな板のことだす。雰囲気あるでしょ?
そぺね そっけない、味気ない、ってな感じかな?顔文字の出ないメールのようなもんです。
そらで ずっと空の手と思っていたけど、もしかして反手??子供の頃、田植えの後の草取りとかで、指を酷使し過ぎた親たちがよく親指にカナ糸を巻いていましたが、それって今でいう腱鞘炎であるところのテーピングだったのでありました。自分が腱鞘炎になって、つくづくそれが分かりました。
ぞんご 雑魚??(これで「ぞんご」とはさすがに読めない気がするが) 漁師さんが水揚げした魚の中で、商売にならないような魚を箱にまとめてつっこんだものを廉価で売っていました、昔は。それが「ぞんご」でございます。実家に居た頃、父親とトラックで3つ隣りの町の港に「ぞんご買い」に何度か行ったことがある。浜で箱のまま買って家に帰ると、母親と祖母が夜なのに、すぐみそ汁作って食べて、次の日には炭を熾して焼いたり、一夜干しにしたりした。いろんな魚がたくさんあったものよ。みな小さいけど、カレイ、がさえび、ごち・・・ 今は、昔のぞんごもみんなより分けられて商品になっています。ああ、シビアな世の中。みそ汁はしびれるほど美味しかったけど、今は無理ね・・・
ん ま (時間的に)もうすぐ。あと少し。寸間??そんまままだな〜(もうすぐご飯だね)」
たえなし(たえね) 一本ネジがゆるんでる、間抜け、な感じね。「あえもたえなしだもんだがら、ただわらてばりえる(あの子も一本ネジがゆるんでいるのか、ただ笑ってばかりいる。)」「おえもたえねな〜 えさわすえできた(私も間抜けねぇ 家に忘れてきちゃった)」
たぐつぐ たぐりつく、の「り」が抜けただけなのに、なんだか異国の言葉みたいでしょ?意味は同じです。「ほれ、おえの足さたぐつげばありがえねでろ(ほら、私の足にしがみついたら歩けないでしょ(^-^) )」
たぐる 皮を剥くことです。「えものかわ、たぐてすけれじゃ(芋の皮を剥いて手伝って ちょうだい)」
ただぐ 持つ、ことです。これって方言ですよね?あまりに日常に使われているもんで、ふとそんな気が・・「あ、おえただぐがら、え(あら、私が持ちますからいいです)」とか「おぼでぐでたたげね(重くて持てない)」とかね。おまけで、身ごもった時にも使います。「あこのヨメ、ただだど。(あそこの嫁さん、妊娠したって)」
〜だぐね 「金だぐね」とか「水だぐね」とか使います。甲斐がない、って雰囲気でしょうか?せっかくお金や水をたくさん使ったのに、生かされなかった、無駄にした、なんて時ですね。
〜だげ それだけ、の「だけ」とはちょっとニュアンスが違いまして「とか」という意味になります。爺様が私に「会社さ風呂だげねなが」と聞いた場合「会社にはお風呂だけないのか?」ではなく「会社にはお風呂とかないのか?」です。微妙でしょ〜〜
だだくせ 文句が多かったり酒癖の悪い人。駄々臭?「のみがたさえてもだだくせぐなんなよ!(飲み会に行っても、悪い酒になるなよ)」
だだみ 真鱈の白子、であります。隣町では「かけよ祭り」という真冬の2月14日に大きな真鱈を神社に奉納する祭りがあるくらいで、冬の鱈は欠かせません。その中でも、この白子は絶品!こちらはお刺身で戴きますが天ぷらなんぞもなかなかよぉ ちなみにハタハタの卵は「ぶりこ」です(^^ゞ
だでこしゃれ 私は使ったことない。でも知ってる人多数。シャレもの、おしゃれさんのことですって。
たでる
(byコスケ交通局長)
閉めるという意味です。「ほれ、戸たでれじゃ!」(おい、戸を閉めなさい!)
って感じです。どうやら島根県の出雲にも同じ意味で「たてる」という言葉
があり、古い言葉の名残だとありました。出雲も秋田も、大和朝廷が進入
してきた600年代の言葉がまだ残ってるんでしょうね。
だみ これってほんとに方言??日本中の人が分かる気がするけど・・ えっとお葬式のことですね。葬儀屋さんは「だみや」。他の地域のみなさんはどうだんす? 「だみえっけ」っちゅう制度もあります。葬式限定の親戚つきあいです。葬式は何かと人手がいるのがこちらの風習ですから。
だら ダニ、とかズラ、とか、方言にはいろんな語尾がありますね。でも大はずれ〜〜〜 実は人糞のことなんですねぇ。 昔は貴重な有機肥料でしたけど、今は田舎も洋式水洗のウォシュレット。だんだん見かけなくなりました、だら汲みも。
だる、だた 疲れる、疲れた。「ああ、だてしまて、うごがんね(疲れてしまって、動けない)」
だ(ん)じゃぐ 男爵でも男色でもありませぬ〜 ふてぶてしい怠け者、ちゅうか意識して怠ける人を言うのね。「あえもだじゃくなどこあて、やだばさねおの(彼もふてぶてしいところがあって、イヤだとやりませんからね)」
ちょす いじる。触る。「ちょへばおごるぜ(いじったら(吹き出物なんかを)悪くするよ)」
ちょしまわさえる 上と同じでいじり回されることなんだけど、これは触られることじゃなくて、(会社なんかで)仕事場をどんどん変えられとか、段取りしたものを変えられるとか、かき回される時に使うのね。
「あえからなば、
ちょしまさえるな(彼からは段取り変えられてばかりいるね)」
ちょなみ 魚を捕る網ですけど、曲がった木枠に網を縫いつけた自家製だったと思います。こっちは農村なので、山の堤や潟で、淡水のエビやドジョウとかフナとかコイとかナマズとか捕っていました。(これは私が子供時代の実家の言葉です。婚家ではドジョウスクイと言っていたそうです。潟で淡水魚を捕まえる風習がなかったのでしょうね。)
ちんこり ちんまり、ほどの意味で座り方の形容ですけれど、小さな子供がちゃんと正座なんぞしてるありさまですかね。(オトナはあまりちんこりは座らないようです。)オトナがその小さな子供を膝に抱っこしようなんて時も「こさ、ちんこりへ(ここに座りなさい)」とかも言うようです。
つけ 飲み屋さんでツケにするわけじゃありません。招待のことですね。「分家から法事のつけ来たけが?(分家から法要の招待が来ましたか?)」「こね。7年なばおえんでもつけさねがったし、よばねっこ、えがねっこそ、ってへたなや。(来ません。7回忌なら、うちでも招待しなかったし、お互いに呼ばない、行かない、ということにしましょうと言ったのよ。)」
〜つけして 〜のクセに。「へねつけして(できないくせに)」「へだつけして(できるくせに)」めだ、めね(見える、見えない)飲めだ、飲めね、・・いろんな動詞(だよね)にくっつきますよ〜ん。
  つける 着けたり浸けたり点けたり、いろいろつけますが、積むのは方言ですよね。「おめ、ねごさ、でごん、つけでくえじゃ(あなたは一輪車に大根を積んでくださいね。)」
つつぐばる しゃがむことです。「おめ、たち山から来たみで立てねで、つつぐばれ。(あなた、立ってないでしゃがみなさいな)」
〜つぶ 田螺(たにし)のことを「つぶ」といいますが、それって方言ほどではないですよね。これは、方法、ってな意味でしょうか。「おれのオヤジも通販で注文すーつぶおべでよ、アマ○ンからDVDえっぺおぐらえでくんなや(私の主人も通販で注文する方法を覚えてね、アマ○ンからDVDがたくさん送られてくるのよ。)」
つぺす 突き刺すことと思われます。「花粉症さだば、鼻穴さ、ティッシュつぺすないぢばんえ(はい、鼻穴ティッシュが一番!)」
つぼける 積み重ねる、くらいの意味でしょうかね。「はがえがねくてよ、しごど、つぼけった(仕事がはかどらなくて積み重なってる」
つらつけね ずうずうしい。「あえだもあんまりつらつけねぐで、えらしぐえな。(彼らもあまりにも図々しくていまいましいね)」
〜で。 中国語の「的」 イメージ?「〜する、〜っぽい、」みたいな感じでオノマトペの後に付ける。「ドキドキ」「サラサラ(熱っぽくて関節のあたりが変な感じ)」「ザワザワ(寒気がする)」「マクマク(吐き気がする。)」
でがす 「仕事をやり終える」って感じ?「はやくでがしてどっかさえご(早くやり終えてどこかに行こう!)」
でごづげ 沢庵。単に大根漬けがなまっただけですけど(^^ゞ
でだう 着替える、身支度を整える、ってことでしょうか。昔、刺し子なんぞをした作業着を「でだぢ」と言いましたが。「はえぐでだえ(急いで着替えなさい)」
てっかりこ
(ひがら)
斜視の方のことですけど、実家、婚家でこんなにちがいます。
てっぺ もうたくさん、もうギリギリ、いっぱいいっぱいで、これ以上はどうにもならない・・ある意味「天辺」に近い意味合いでしょうか?「あの仕事も人はたえねなさ忙しぐで、おえもあどてっぺだ。(あの仕事も人が足りないのに忙しくて、もう私もぎりぎりです。」「うん、こげはらつれくて、ごっつぉもてっぺだな。(こんなにお腹がいっぱいで、ご馳走ももうたくさんね。)」
でっちり 出っ尻ではありません。どっさり、とかたっぷりとか、量がたくさんのこと。「きょうはでっちりのでけ(今日はたっぷり飲んでおいで)」
〜でら 「〜とか」「〜など」ですかね。「あえでこえでらえわえで、やちゃくちゃね(あれとか、これとか言われて、シッチャカメッチャカです。」
〜でろ でしょう?だろう? 県内でもごく一部分でしか使われていないけど、今でも現役バリバリだでろ!
とかつかで 粗忽者、おっちょこちょい、の様子かな。仕事でどじばっかり踏むと「とかつかでがらや!」ってごしゃがえんで。
と(ん)ぎ これって共通語じゃないの?魚の骨のことなんだけど。「とぎのどさささた〜(魚の骨が喉に刺さったぁ)」
とけす 溶けないぞ〜 消えないぞ〜 結果はひっくり返る。「あんまりえっぺもて、とけすなよ〜(あまりたくさん持ってひっくり返すなよ)」
〜ど 伝言の「〜って」。
「ね
(ないって)」「け(食べろって」「へ(しろって」「え(いいって」「べ(おんぶしろって」
縮めるにもほどがある、というほどの全部二音です。
どさ 「どさ」「ゆさ」 あまりにも有名でありますな。大昔国語の教科書に載っていました。北国は寒いから、口をたくさん開かなくてもいいように短い言葉ばかりになった、というのは某田○○っぺい氏の説・・だったかどうか(;^_^A 「どさ」もちろん「どちらへ?」という意味でございます。
どしめぐ 急ぐこと。「どしめでもてけ(急いでもってきないさい)」
とじぇね 寂しい、心細い。「あにゃだえねぐなて、とじぇねぐねが?(兄←息子の意 たちがいなくなって、寂しくはないかい?」
とーだいとーだい 神明様のことか、神明様を拝むときの言葉、かな?ちなみに仏様は「あどど」
と(っ)ぱづけ アクシデント。突発的な出来事。ってな感じですかねぇ。「とぱづけでガラス割てしまた。」
どぶづげ どぶに浸かる??い〜え、態度がふてぶてしいとか、人の言うことを素直に聞かない性格、ですかね。「ふてらけ」に似ています。嫌われる性格です。
どです@ A @動転する、ってことでびっくりする。これはありがちでしょ。(アクセントは「で」にあります)
それとまったくアクセントが違うA(アクセントは「ど」にあります)は、無駄にする、浪費する、というような意味。台無しにする、がなまったのかな?とも思いますが。「おめ、ほげ、でごんどこ
どでへばいだましで(あなた、そんなに大根を無駄にしたら勿体ないわよ)」
どど これはアクセントの違いで「父(家長)」になったり「魚」になったりします。「おとと」は全国的に魚のことでしょう?でも「どどこ」になれば魚に限定!家長に「こ」はつきません(^^ゞ
とぽやぽで 「とかつかで」のオトモダチのような形容詞ですね。ちょっと困った風、途方にくれる感じで歩く風貌をそう言うかな?
ともえ お料理の「ぬた」 鱈や鮫の肝臓の和え物ですね。(沢庵を水に戻して、細かく切って入れる)
ながまる 立ってる人が座ったり、起きてる人が横になったりすること。「まずながまれ(とりあえず横になったら?)」
ながめる 眺めてはいけません。正座してる足を崩すことですね。「あしながめらっしぇ(どうぞ足を崩してください)」
なす 茄子?成す??那須・・・ ちっがうんだなぁ 借りたモノを返すこと。「あどでなすげ、えまかしてくえ(あとから返すから、今貸してください)」
なじょす(なえす) なんとする?どうする?如何に←これは「いかに」。何如←これだと「なじょ」って読みそうな感じよね。意味も充分通じる感じ。「仕事ねくてなじょへばえべ。(仕事がなくてどうしたらいいだろう)」「なえもならねでろ。景気えぐならねばな・・(どうにもならないでしょうね、景気が良くならないとね)」
な(ん)だ 深海魚のタナカゲンゲのことだそうです。ちなみにスーパーでもよく見るノロゲンゲはこちらでは「スガヨ」と言います。
なでつぐ 雪崩が落ちる。「なで」が「雪崩」なのは分かるけど、「つぐ」だけでは落ちない。なでだけがつぐのです。(??)
なまらがぢ 「中途半端」なことでしょうか。最近会社で決まった仕事のない社員の新しい仕事への言い訳に「オエもなまらがぢなもんだがらよ」ってのがありましたが、そんな気持だからあちこち回されるのです。仕事の内容がなまらがぢなのは、あなたの仕事に対する気持がなまらがぢだからでしょ?
なもかもね 大阪から来た「秋田住みます芸人」の桂三若さんがラジオスポットの後で「ナモカモネ」とおっしゃる。「どうもこうもあったもんじゃない」ないくらいの意味ですが、お気に召したのかと思って可笑しくて載せます。こういう縮めたような言い方を書き出したらなもかもね、です。
なり みなりの「なり」だと思いますが、こっちではずばり「身長」そのものです。「あこえんのもんだも、みななりこべってくてな。(あの家の家族はみな、身長が低くてね。)」
なんづぎ おでこ。ついでに顎は「おどげ」(これはおとがいの変形だよね)
なんとも(死語かも) なんともはや、どうにもこうにも・・とはいっさい関係なく「ドウモ」です。「なんともなんとも」で「ドウモドウモ」うう〜ん、日本人だなぁ (それにしてもこれを常用している「由利本荘の方言さん」はずごい!)
なじょへばえ これは単語ではなく、「なんとしたらいい?」の発音の変形具合を見せびらかしてみたのん。
にぐるみ 縫いぐるみや着ぐるみではなく、煮込みうどんのことです。
ぬかがる 寄り掛かる。「ねまんなもこえくて、ぬかがりでなやな〜(座るのもしんどくて、壁にでも寄り掛かりたいのよね)」←仕事の休み時間はいつもこんな感じですε=(/。\;) 
ぬだばる うつぶせになる。「腰揉むげ、そさぬだばれ(腰を揉むからそこにうつぶせになって)」 じゃぁ、あおむけはなんて言うんだべが。「寝れ」で終わりそうだなぁ
ぬぬめとし ぶよ。 布目遠し ですね。昨今のウレタンフォームの塗ってある農作業手袋は使いやすいけれどぬぬめとしに手を刺されます、あ〜 痒い(≧≦)
ねこばる 力む。「ねこばてしゃべる」人もいる。雰囲気わかるでしょ?演歌を歌う人は、たまにねこばる発声もあるよね。
ねっから 共通語では「根っから→心底」ってな、肯定的な意味でしょ。こっちでは「あんまり、それほど」って感じで、否定的なんだな。「ねっからすきなわげでもねども。(たいして好きなわけじゃないけどれども)」
ねご これは全国区だよね。それに方言でもない気はするけど〜〜〜 ま、いいや。一輪の荷車のことです。土木作業の人が使ってるでしょ?こちらでも畑仕事の定番アイテム!何故そう呼ぶかといえば、「猫」←どこでも歩くからです。
ねごぼ これって、できもの、のことだと思う。「よ」っていうのもあるよね。
ねごぼえる 煮物や茹でたりしてるとき、吹きこぼれることだけど、「煮こぼれる」ことなんでしょうか。
〜ねばね 「〜ねばならぬ。」ということなので、ほぼ標準語なのですが、「〜」の部分の方言がきつくてね(^_^;)「ままかねばね(ご飯を食べなくちゃなたない)」「えがねばね(行かなくちゃならない)」「へねばね(できなくてはならない)」「さねばね(しなくてはならない)」・・短いね!
ねぷかげ 居眠り。「今日の朝礼、なんげけな。ねぷてくてねぷてくて、ねぷかげしてしまた(朝礼、長かったね。眠くて眠くて、居眠りしちゃった(^^;ゞ)」
ねまる すわる。「疲えだべ、まずねまれ
「いやぁ、きのこえっぺあってよ、
ねまったまま採えだけ」

(あ〜か)    (は〜ん)     子供時代の遊びも覗いてみませんか?           HOME