3/27
どうしてこう慌ただしいんだろうね。私は主婦なんてほとんどしてないに等しい主婦なのだが。
その1は夏に帰ってきたきり顔を出さない。正月に帰ると言ってたはずが2月になり3月も
終わろうとしている。来月からは札幌での就職が待っているのに。
爺ちゃん婆ちゃんのこともそうだが、その2が家にいるうちに少し話しをして欲しいと思ってるのだが
これじゃちょっと二者会談もちと難しいようだ。
子供達の動きが忙しいのでこっちも混乱しているのやら。なにせ実際はないも行動していないのに
ただ焦りばかりを感じているんだからね。
農家の長男を家から出すの?っていう人もいるけどね。稼業は継げるものかどうか、社会情勢との
兼ね合いもあるし、本人も私たちも考えちゃいない。別に稼業にこだわらなくても家に住むのが
当たり前、と思ってる人は多い。それはいずれ一緒に住めたらいいな、と漠然と願ってはいるけれど
今は無理してここに仕事を求めなくても、いろんな場所でいろんな経験を積んで欲しいと思うよ。
3/22
ちょっと疲れてるかなぁ・・ まずは京極本の日々でしょ。お陰で「絡新婦の理」が終わり
「百器徒然袋・・雨」「塗仏の宴 宴の仕度」そして今「塗仏の宴 宴の始末」を読んでいるところ。
とにかく読むのに時間がかかるから、いろんなこと犠牲にしてるかも。詩なんて
ゼーンゼン書いてな〜い。ああ、京極さんたらイケナイ人・・・
さてその2のことじゃ。大学の先生との約束の電話もなかなか掛けられずにいた。
家で毎日オヤジと農作業しながら、ま、そこそこ当たり障りのない会話はしているのだけど。
3連休が明け初日の昨日、朝電話を掛ける約束をしたのに帰ると掛けてなくて
もうムカムカきてしまった。ジジババが寝てから話し合いを始めたよ。
今まで意識的に出てこなかったオヤジも話しに参加。3人してにらめっこだ。
夕べの話しの雰囲気ではまた違うイメージ。やっぱり人間関係で小さな何かがあったようなんだ。
それでも大学生だからね、小中のそれとは違うけど、一旦休んで戻りにくくなってるのかもしれなかったし。
新しい大学、新しいアパートでちっとも大学生生活に馴染めない自分が浮いてるようにも思っていたかも。
漫画のことは表には出さないね。それは限りなく不可能に近いと自分でも分かっているだろうし。
どうしても私の独り言みたいになってしまう。でも、オヤジがいろいろ聞いて、それに肯定か否定か
表明して(ほんとに言葉は少ない)で、彼の前で親同士の会話。
オヤジが「戻り辛いのか?」私が「いやぁ、農繁期なんかで会社休んで、最初に戻る日はほんとにやだよ」
その辺に少し反応。それから絵皿のごときピカピカの大学生という身分がいやなら、別の町に
ボーロボロのアパート見つけて惨めな貧乏生活をしてみるのもいいし、にまたちょっと反応。
前に電話を約束した時よりはなんとなく脈がある感じだった。
で、今日帰ってから電話のことを聞くと、「掛けた」と声が明るい。「単位のことを相談しよう」と言われたとか。
おまけに高校時代の親友(その2が生徒会長で彼は副会長だった)の家に遊びに行く、という。
仙台の大学に行ってる彼の家には高校時代から何度も泊まりに行っていたが、大学に行くのをやめてからは
とても疎遠になっていた気がする。冬休みに互いに帰省しても逢わなかったように思う。
彼の家で思い切り語る気になったのなら、少しは安心してもいいのじゃないかな?
ゴキゲンついでに親友の家まで車を運転させました。今まで数えることしか運転してないペーパーでも
なんとか無事にたどりつきました。(後部座席の私はむろんこわごわ)
運転する、という気持ちになったこと自体、その2の中では吹っ切れたモノがあるんじゃないか、
と、4月に期待がでてきた母親なのです。
3/17
仙台の息子の卒業式に行って来た。16日の夜、仕事から帰ってから出かけて、朝彼のアパートに
顔を出し、学校に行って卒業式に参列してまっすぐ戻ってきただけだから、話したのは30分にも
充たなかったけど、ま、また新たな旅に立つ彼を見届けることができてよかったよ。
就職は札幌の整形外科の病院とか。まだ引っ越しの準備もしてないようで部屋の中は超乱雑。
朝の当人は寝起きでぼーっとしていたけど、学校で逢ったときは自分で買ったという新しいスーツを
着ていたよ。友達と楽しそうに語らっていた。
国家試験の発表が気になるが、とにかく時期がこなければわからないことだし、合格を願うばかりだ。
雪の月山を越え、記録的な雪の仙台(東北自動車道は古川以北、吹雪で通行止め!)で
けっこう「わざわざこなくてもいいのに」的に迎えられるかと思ったら、「来てくれてありがとう」的挨拶を
貰ってちょっとどぎまぎ。体調も今ひとつだったけど、行ってよかったな。
月末には帰って来るそうだから、そこでたくさん話したいね。
それから今日は夜に次男が帰ってきた。ずっと育苗の仕事を頼んでいたんだけど、少しけりが
ついたのかな?学校のことは今ひとつ吹っ切れてないようだけど、焦って結論を急ぎすぎないで
とりあえず明日から農作業を手伝ってもらおう。そのうちじわじわわかりあえるんじゃないだろうか?
3/15
その2の大学から4月以降どうするか、との電話があった。本人は相変わらずの留守電だということで。
夜、何度目のかの電話にやっと出た。
「やめたい・・ 漫画家を目指そうと思う。」想像通りの答えだった。
しっかしハイ、良いわよ、っていう親ではな〜〜〜い!
ヤツの言い分。
「大学生などどいう曖昧で甘い身分で描いていてもいいモノができると思わない。
しばらくそれだけに専念したい。」
親の言い分。
「やりたいことが見つかったのはいい。やめろとは絶対言わないし、頑張って欲しい。
でも、大学やめるのは違うんじゃないかい?両立できてこそあんただろ。」
「それは分かってる。推薦で入った大学だから後輩への影響もある。
でも、育英会からお金借りて、親から仕送り貰って、それだけの意味を大学に見いだせない。
そしてとにかく描きたい。」
「そう言うんなら、大学を続けるっていうのは親のわがままでいい。あんたがそこで生きているのは
親二人、ジジババ四人、曾祖父母八人・・・ たくさんのしがらみのお陰だ。それを自分だけの
世界でしか捉えられないのは、自分しか見てないから。」
うんぬんうんぬん・・・・
滅多にないこと、一時間半も話して、一応泣き落としで続けることをOKさせた。
楽観はできないが、約束を守ってくれることを願うばかりだ。
学校を続けることがあんたのタメだ、とは言ってはいけない気がして、
とにかく親のわがままを聞いてくれ、としか言いようがなかった。
四〇何年の経験では、とにかく卒業、とにかくなんとか暮らせるそこそこ安定した職業が
どんなに大切か分かるけど、19の男の子には聞く耳はないとも思う。
それに確かに抑えがたい創作意欲ってのはすごいパワーを発揮するとも思う。
今、それが(神が降りてきた状態)訪れたのはむしろ幸運なことだとさえ思う。
生活を気にしないで時間が持てるからだ。ヤツはそれを後ろめたく思い、且つその憑き物状態で
学校も友達もみんなぶっ飛んでることも想像がつく。
ヤツに本当に幸運と実力があるのなら、学校行きながらでも芽がでるもんじゃないのかい?
親的には成功なんてほんのほんの一握りの挑戦者しか手にできないことを知ってるから
無理だよ、ってさえ言いたいくらいだ。(でもそれも言っちゃいけないよね。)
まだまだ親も迷ってる。でも親まで夢見てるわけにはいかないものね。
彼が夢を叶えることを願いつつ、夢が壊れたときの準備も同時にさせなくちゃいけないと思うし、
部屋で漫画描くだけの日々の合間に(まっとうな?)友達たちとの交流もなくさないで欲しいと思う。
何が正しいか、答えのでない問題だけにけっこうしんどいのだけど。
3/5
昨日はJAの女性部の郡市の総会があって、割り当てで踊ってきた。
うちらにしな作った歌謡舞踊とか民謡とかが出来るわけもなく、お得意(?)の保育園児の
お遊戯に近い「一等賞体操」なる、両手広げて跳ね回るような踊り!
でもテンポがメチャクチャ速くて、たった4日の練習(それもきっかり一時間のみ)では
間違わないのが精一杯だった・・・
でも、あの手の踊りならけっこう好きかもね♪
最近、京極夏彦氏の小説にどっぷり。
先月の後半から「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」「狂骨の夢」「鉄鼠の檻」と立て続けに読んで
今は「絡新婦の理」に入ったところ。
京極堂の蘊蓄ぶり、榎木津の超探偵ぶり、関口の自閉ぶり・・・・
ちょっと感想の書きにくい小説ではあるが、面白い。