最近観たビデオと映画です。


('13.1〜12 )



('12.1〜12)              ビデオ索引へ        HOMEへ

かぐや姫の物語 原作通りなんですよね、でも子供の頃に読んだかぐや姫ってとっても唐突な物語で、今回はいろいろ腑に落ちた感じです。 まぁ、「結局翁が悪いの?」「帝と捨丸を本当に天秤にかけられるの?」・・「月ってナンボのもんよ、なんでそんなに上から目線なのよ!」と言いたいこともたくさんですが、誰でもみんな一生懸命だから。(特に山から赤ん坊を拾って育て始める翁と媼、ほんとに愛しそうで、切ないくらいでした。だから最後月に帰ってしまう時はこちらももらい泣きです。)
父ちゃんはあまり面白くなかったらしく、これはもしかして女性向けの映画かもしれませんね。
( 11月29日)
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 魔の海 前日に「ハリポタ」の最終章をテレビで見て、意気込んで映画館に行きましたが、だいぶおこちゃま映画の感が(;^_^A 「半神」とか「オリンポス」とかの言葉のイメージとは裏腹な学園映画みたいでした。海の馬さんや、魔の海の怪物、一つ目の大男なんかはなかなか大がかりでしたが、それに感情の裏打ちがないみたいな、ちょっと浅めの作品でした。( 11月9日)
そして父になる とにかく子供たちが健気で、後半はずっと泣きっぱなしではありましが、取り替え事件というだけで、それほど派手な感情の応酬はなく、押さえた気持ちがむしろ切ない、いかにも日本的な映画で、心に沁みました。下馬では監督が「福山をいかにイヤなエリート男にするか、一生懸命考えた」みたいなことをおっしゃっていましたが、いやいや、あの程度では仕事での有能ぶりが際だつくらいで(^^;ゞ
で、私たちが子供の頃、確かに赤ちゃん取り替え事件のニュースってけっこうあったと思いました。そのうち100%本当の親のところに戻った、と映画では言っていましたが、そうなんですかね。そのことでは大きな時代の変化を感じましたね。今は血の繋がらない親子があの頃の何倍も多くなっていますから、むしろ血よりも情愛が家族としての絆になっているんだと。(でも昔も里子はたくさんいたよね。親が病気で死んじゃうことも多かったし)まったく違和感ない結末で、血だけが繋がっているけれど、親と認めない子供ととまどいながらこの子とずっと暮らして行くべきなんだと思いながら苦悩する親を見るにつけ、もういいじゃない、元に戻ろうよ、と心でずっとつぶやいている自分がいて、最後は嬉しくて泣きました・・・ 取り替えた看護婦の継子の母親を守ろうとする態度にも、またまた滂沱の涙、親子ってすごい!って思ってしまいました。
( 10月13日)
風立ちぬ 子供の頃、テレビドラマを見てると必ず第二次世界大戦が関わってきて、なにもかもが暗く辛くなって、ドラマで戦争の気配がするとその場から逃げ出していました。飛行機の設計がが好きで好きで好きで零戦を作った人の話だというので、覚悟して見に行きましたが〜〜 なんと堀辰雄の「風立ちぬ」が合体してる(*>_<*) 私、昔に感想文を書いたので、超じっくり読んだことがあるのよね。
ジブリ映画ですから背景の風景 や建物(家)などの臨場感は圧倒的だし、あの決して明るくない時代を、直接的ではなくそれでもきちんと感じられる描き方には納得ですが、それでも堀越の夢への情熱と菜穂子との恋、まっすぐ潔かったですね。
そんなに強くは描いていませんでしたが、菜穂子の死、敗戦、その後日本では飛行機の設計を禁止されたんですよね?あまりにも零戦が優秀だったんで。半端じゃない挫折のはずですが、それを「あなたは生きて」と。後半はただただ涙が止まらなくて、久々に泣いて泣いて泣いて泣いた映画でした。しばらく胸に沈んでいました。
( 7月7日)
ライフ・オブ・パイ
-
トラと漂流した227日
インドで動物園を開いていた家族がカナダに移住するときに、貨物船が沈没して、救命ボートに少年パイとベンガル虎だけが残ることになるのですが、前半が思ったより長く、インドでの家庭や学校での様子がきちんと描かれていました。そして漂流中の映像、これが見たかった!海の波、夜空の星、海中、海面に現れる海の生物たち、そして息を飲むような少年と虎の対峙・・・ アーミーキャットだらけの浮島へ上陸した時ことはちょっと不思議だったけれど、現実と非常時が重なる、圧倒的な映像美でした。( 1月19日)

('12.1〜12)              ビデオ索引へ        HOMEへ