最近観たビデオと映画です。
 



('08.1〜12)              ビデオ索引へ        HOMEへ

アバター なんだかよく見る夢の中の情景みたい。 3D映像の空中を自在に飛び回る感覚は、とても伸びやかで気持いい。森の中の美しさ、ナヴィたちの敬虔さ・・ でもこれは地球人がそんな美しい衛星パンドラの鉱石が欲しくて襲う話・・ 地球人ってめっちゃくちゃ悪いヤツじゃないか!侵略者で殺人者だ。
って、サム・ワーシントンって、ターミネーター4だったわよね。あそこでも改造人間にされて、こっちでも異星人同士のゲノムの結合アバター。普通の人間の役は見たことがないのですが、好みのタイプなのよねぇ。逞しいのに繊細って感じが、白人さんのイメージを払拭する。特に無精髭あり、と、つるつる綺麗、では他人どころか人種まで違って見えます。
パンドラには発光体が溢れていて、とっても綺麗な原生林だけど、ちょっと駿夫さんだね。もののけやラピュタをどうしても重ねてしまいました。
アバターとナヴィの成長や恋を見てから地球人の基地に場面が移ると、なんだか小汚くてがっかりしちゃう。みんな個人の欲望が強すぎるからだろうか。
だから、ね、本当はアバターってナヴィと人間のDNA結合体でしょ?ナウシカのように、あのような局面に立っても、間に入って互いの理解を図って尊重しあって、闘わずに済むんじゃないかってずっと願っていたのに、結局はきっちり意思表示しちゃうワケ。そのあたりはやっぱりアメリカ映画ですよね。地球人が悪という位置は珍しいけど、白は白、黒は黒、灰色はないんですね。
なにしろさっき見たばっかりなので、まだ頭の中が生です。パンドラで暮らしたい。私にはあそこが理想郷に思えました。( 12月 23日)
ゼロの焦点 父ちゃんと映画館ですが「2012」は先に見ていたので、私は「ゼロの焦点」です。二時間ドラマの原点とか、崖と風の告白とか、いかにもな世評を聞いていましたが、「ゼロの焦点」は私の松本清張の原点だったし(あとは「Dの複合」くらいです。社会派と言われるようになってからは全然ダメでね>「黒皮の手帳」とか)監督は犬童一心氏だし、そんなベタでもないでしょ?と。
ストーリー的には初めて読んだ10代の頃のような衝撃とか感激とかは当然ないんですが、あの上野駅、あのSLの外見や汽車の内部、車、衣装、どれもこれも身に覚えのある感覚だし、特別の悪人じゃないのに、戦争とか理不尽な時のタイミングに巻き込まれて身動きが取れなくなっていくあたりがさすがにマッチャン??ヘ(__ヘ)☆\(^^;) 中谷美紀さんて、本当にすっごい女優さんだと感じた映画でもありました。(12月 24日)
2012 パニック映画の王道!あの地球の壊れ方、さっすがは映画であります。ストーリーは(どうせ)主人公だけは都合良く生き延びるだろうと思ったままでありますが、映像は迫力ありました。アメリカの家族愛って、やっぱりちょっとばかし押しつけがましく思うのは、私が日本人だからでなくこんな性格なせいでしょうかね。( 11月 22日)
なくもんか 阿部サダヲのバンセンのしぶとさについ映画館に(^^;ゞ 生き別れの兄弟が生きてきた軌跡と信念みたいなもんを宮藤官九郎監督がすっごい勢いで描いておりまして、しみじみと面白く見て参りました。下町のシッチャカメッチャカ、引き取られたハムカツ山ちゃんの娘竹内結子の雰囲気(あは〜ん、しゅてき♪)漫才師の弟瑛太とその相方の関係も、よく分かるし、それをあれだけ元気いいホームドラマにしてもらっちゃって(?)嬉〜〜く見られて幸せでした。( 11月 22日)
引き出しの中のラブレター 恋愛より親子、家族の関係がメインだという予告に引かれて行きました。どちらかというと淡々した平坦な日常ドラマでしたけれど、ジワジワと泣けて、最後はとてもとてもしみじみと幸福感を感じました。
ラジオパーソナリティーの真生と、彼女の番組に投稿するリスナーから話しは始まりますが、思っていても言えない言葉、伝えられない気持が、たくさんの家族や恋人のオムニバスで続き、最後はその全部が繋がって嬉しくてまた泣けちゃいます。
親子って、気持が濃すぎるからかえって軽く想いを伝えたり翻したりできないのか、みんなぎこちないんですよ。それが手に取るように分かって、何度も泣きました、全然普通の日常のエピソードに。とても好きな一作になったと思います。( 10月 21日)
ハリーポッターと謎のプリンス 暗いイギリス映画だとは知っていても (^_^;)\('_')(しっかし、青空とか鮮やかな植物の緑とか花の色とかが出てきたことないよね、この映画。空はいつも黒い雲で覆われているし、町並みはくすんだ色合いだし枯れ葉色の草原や深い森ばかり)行かずにいられないでしょう(^^;ゞ 今回は6作目。原作が7作でついに完結したので、思い入れもたっぷりです。おまけに映画と平行して原作を読んでいると、小説のキャラの顔が全部役者さんで出てくるので、過去の映像だったのか、小説の中だったのか、頭はごちゃごちゃですよ (^_^;)\('_')最後はあんな状況でしたけれど、一緒に行った父ちゃんは一切原作を読んでいないので、作者の思う壺(?)で悔しがっていましたが、来年にはそれが誤解だったことが分かることでしょう。少年少女たちの成長(特にマルコやジニー)に長編映画ならではの感動を貰いながら、でも先が見えるし、原作ほど疑心暗鬼、ケンケンがくがくもなく、ハリーと校長、そしてロンとハーマイオニーにじっくりつきあえたし、始めてのトトムドリルもなかなかはまったキャラで、映画は映画で見やすかったと思います。( 7月 24)
トランスフォーマー リベンジ なんだかんだまた二人で見に行きましたが、これもまた戦いばっかり。異星人さんの抗争に巻き込まれる人類は、あんなに頑張っちゃっても、やっぱり下っ端はどんどこ死ぬのです。ストーリーは見え見えでありましたが、さすがのハリウッド映画、色っぽさも笑いもあり、CGのすばらしさ、半端じゃない破壊とアクション、むしろこういう映画が面白いということに罪悪感さえ感じながら、ぶっ壊しと乱射を見て参りました。ほんと、よくやりますよ。日本のアニメだった(?実写?)トランスフォーマーもこんなでした?子供たちが小さい頃放映していたと思ったのですが。 ( 6月 24日)
ターミネーター4 父ちゃんにつき合って行きましたが、やっぱり戦いばっかりだし、スカイネットと人類の戦いの意味も1の頃から随分世の中が変わってしまったのでズレを感じるのであります。特に最後のマーカスの行動は、お涙頂戴的で泣いたワリには納得できないっす。あれなら心臓をやる代わりに脳をもらって、移植する側を反対にしたらよかったのですよ。
ただ、今回のマーカス・ライト(ターミネータ?)役のサム・ワーシントンさん、す〜〜っごく魅力的な役者さんでしたね♪最近にない自分的ヒットでした(^^;ゞ ( 6月 17日)
天使と悪魔 ダヴィンチコードは映画は期待したほどではなかったのですが、これは原作以上にすっきりと面白かったかも。 父ちゃんは原作を読んでいないので犯人がまったく分からずに見たワケですが、本当に誰もが怪しくてドキドキしたみたい。(その点では私は余裕でした。)でもあのまま終わったらカメルレンゴがいい人過ぎて納得できないところではあったそうです(^m^)女優さんは博士が一人きりで、一切のラブシーンもないし、けっこうそれがいいんですよ、マジ。残酷なシーンや、早い段階での仲間の死など、けっこう見たくない部分もありましたが、久々に面白い娯楽映画を見たな、って思いました。(すみませんね、宗教的なことはまったく分かりませんので(;^_^A )( 5月 19日)
スラムドッグ ミリオネラ 思ったのとまったく違った映画でした。 インドのスラム街で育った生い立ちと、クイズの解答を織り交ぜる構成でしたが、その少年時代があまりにも辛くてねε=(/。\;) もっとあっけらかんと達成感ばかり期待していたもので、その重さに心構えを変えなくちゃならなかった感じです。だけど、こういう映画でも見なければ、私なんて絶対にインドのスラム街なんて見ようとしないので、映画の力に引っ張られてよかったのかな?( 4月 30日)
釣りキチ三平 見に行く前から期待が渦巻いて大変でありました(;^_^A 原作コミックを全部見ていたことや、矢口高雄さんの漫画博物館にも行ってるし、ロケ地が県内だったりして、もう、始まる前からドキドキドキ〜〜 なにしろ長い連載だったので、最初は気持が原作に縛られていて焦ってしまいましたが、そのうち映画の作品そのものに取り込まれ、なんだかんだ、「面白かったね!!」という一本でした。三平の釣りキチぶりもそうだけど、愛子ねぇちゃんがすっごくインパクトがあって、魚神さんの生き方、父ちゃんである平らの生き方なんぞ、これは青春映画だわさと思いながらも、ロケ地の秋田ぶりにも大感激!家もいいのよねぇ。子供の頃は本当にあんな家に住んでいました。夜泣き谷であるところの法体の滝は、赤い橋や、人工的な水路みたいなものが全部CGで綺麗に消され、さっすがの技術力であります。巨大イワナを釣りあげるシーンは突っ込みどころがありまくりですが、その合間合間になんでかしっかり泣かせられて、これがまた日本映画ですね(*^-^*) そしてなによりも渡瀬さんの一平爺さん、いやぁ、すんばらしいなぁ〜〜 表情一つでしっかり意志を伝えてくれる・・でも一つだけ突っ込ませていただきますと、魚神さんと酒飲み交わして酔っぱらって論じ合うところ、ちょっと関西弁が出てましたよ〜ん。秋田弁をしっかり使おうとすると、つい生まれ育った町のイントネーションが出るんだろうな、って、あの不意な感じが、真剣さも伝わって面白かったです。香椎さんも秋田弁、よくしゃべりましたよねぇ( 3月 25日)
パビリオン山椒魚 うう、ごめんなさい、理解できませんでしたm(__)m ただオダギリ ジョーがやたらかっこよくて、香椎由宇との共演本気でラブラブに見えただけ(;^_^A 日本語だから分かる、ってもんでもないんですね。大変申し訳ありません。( 3月 7日)
ハムナプトラ3 休みばかり増えたのでレンタルDVDを見る余裕もでてきました。 ハムナプトラ、さっすがハリウッド映画!計算された規模の大きさ、アクション、家族関係、俳優さんたち、何も考えず口を開けて見るぶんには最高に楽しいです。ジェット リーの悪役ぶりもよかったしね。それにしても、アメリカの昨今の傾向がこういう娯楽映画に一番出てる気がするんですよ。大統領が替わって、映画の流れも変わるのかなぁ( 3月 6日)
マンマ・ミーア! 綺麗な景色と極彩色の日差しがいっぱい、音楽と踊りに溢れてるノリノリの映画でしたけど、う===ん、どうしてあの人たちを使わなくちゃならなかったの?いくら親の世代にしたって、もう20歳は若い人たちでもよかったのに。老齢と言われる人たちが歌って踊っちゃいけないわけではないけれど、ことが男女の絡みなので、なんとも見るのが辛かったデス。仕事のことや夢のことなんぞで、あんなに元気に盛り上がって欲しかったな。若い二人やその仲間なら、とっても微笑まして嬉しくみていたんだけど。( 2月 20日)
地球が静止する日 キアヌリーブスって、ちょっと得たいの知れなさがあるので、こういう役はぴったりでしょうか?? ある日空から降り立った球体から出た、人間のDNAで肉体を作った宇宙人は「地球が滅びそうだから、その原因となっている人類を一掃する」と告げるのですな。それを翻して貰おうと、おねいさんと、彼女の継子が一生懸命〜〜 というような話でありますが、アメリカさんよぉ、「私たちは変わります、人類は変わることができます」って連呼されていますが、う==ん、実際はどうでしょう。本当にそんなアメリカになったの?? 
ほんとに昨今のアメリカ映画は「強いものが正義さ!!」というあの単なる思いこみだけの勢いみたいのがなりを潜めて、どうしたもんかしら・・と思ってしまいますことよ。ま、こんな世の中ですから、みなさん、脳天気なことばかりも言ってはいられないこともわかりますけれど・・( 1月 14日)
 

光の旅人 K-PAX

 
お正月に誰にも邪魔されず一人でじっくりと見ました。自分を異星人だとして精神病院に収容されたプロートと、担当の医師との話ですが、後半に行くにしたがって切なさが増して、泣かずにはいられませんでした。世間の理不尽さとK−PAXの存在の優しさが際だって、最後には少しは希望も見える終わりでしょうか。なかなか胸の中の想いを掻き回される、静かだけれど、見応えのある作品でした。( 1月 2日)


('08.1〜12)              ビデオ索引へ        HOMEへ